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19話/20話Sizax【シザックス】

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第2章出会い

【第19話 仲間と共に】


魔王ダーメを倒すつるぎ

魔王を封じる為の古代魔法

傷ついた体を回復させるブリリアント魔法


役者は揃った


xxx「さぁ、いくのじゃ!シザックスよ!」


シザックス「んんもう少し寝ててもいいですかぁ。」


???


シザックス「いくのじゃ?じゃ???シザール王ですか?」


シザール王「そうじゃよたまに出ないと忘れるじゃろ?杖の中におるよ、迷った時は問いかけてみよ」


シザックス「心強いです」


シザール「ところで今度ジュエルちゃん紹介してくれんかのぉ」


シザックス「シザール様を封印するにはどうしたらいいのでしょう?


目覚めの良い朝だったかはさておき


一向はパーマリアン王国へ向けて旅だとうとしていた。


ジュエル「シザックス様・セッツァー様おはようございます。良く眠れましたか?」


シザックス「ちょっと邪魔者が・・・それはそうと、ジュエルも今日でしばらくトリメのみんなとお別れだね、挨拶できたかい?」


ジュエル「えぇあとは町長だけなのですが・・・」


セッツァー「いないのかい?」


ジュエル「朝から見当たらないのです・・・」


シザックス「魔王との戦いなんだ。きっと町長もジュエルを見送るのは複雑な気持ちなんだろうなぁ」


ジュエル「はい。身寄りのない私を町長は育ててくださいました。私は母も父の顔もわかりません。頼れたのは町長だけなんです。最後に挨拶をしたかった・・・」


セッツァー「お昼まで待ってみましょう」


日が高くのぼったとき
町長が町の入口で倒れていた


セッツァー「町長どうされたんですか?その体!魔王の手下が!」


トリメ町長「違うのです。これをジュエルに・・・」


そこには綺麗な宝石が握られていた


トリメ町長「ジュエルの母親からの贈り物です。」


ジュエル「母から?」


トリメ町長「昔、ジュエルの母親は行かなければいけないところがあると言って町を出ていきました。もしもジュエルが町を出るならば、取りに行ってほしいと言われていたのです。なんでもアイン家に伝わる宝石だそうです。今となってはわたくししか知らぬ場所。わたくしが行かなければいけなかったのです。」

ほらジュエルお母さんからだよ・・・」


ジュエル「・・・町長こんなに傷ついた体で・・・ありがとうございます」


ジュエルが宝石を持った瞬間、青く光りはじめ共鳴を始めた


するとジュエルの瞳からは涙があふれた

ジュエル「お母さん・・・」

ジュエルの記憶に幼き頃の
両親との思い出が呼び起された

そして自分の使命を知った。


ジュエルの魔力が強い理由・・・

母親が行った場所・・・

すべて宝石が教えてくれた


ジュエル「行きましょう!魔王を倒しに!」

涙をぬぐい前だけを見つめていた


輝き続ける宝石が未来を照らした


【第20話 ダーメの過去】 


1000年前ダーメが封印される前のお話

そして元人間だった時のお話


ここは人間界


ダーメ「妖精さん妖精さん?」

ワックシュ「ダーメくん?呼んだ?」

ダーメ「ピアノの発表会があるんだ、ワックシュさんは見に来てくれる?」

ワックシュ「行けたらいくよ」

ダーメ「わーい。僕頑張るね」


ダーメはひとりの妖精を慕っていた


その妖精はアップップ王国の妖精ワックシュ


ワックシュ「ピアノの発表会成功したら、今度妖精界に連れて行ってあげるよ」

ダーメ「そんなことができるの?」

ワックスシュ「ダーメが寝ているときに
精神だけを魔法の力で飛ばすんだよ」

ダーメ「わぁ楽しみだなぁ」


そしてピアノの発表会


ワックシュのヘアセットで見事に成功

楽しみにしていた妖精界へ行けることになり

ダーメの精神はアップップ王国を旅していた


アップップ王国の住人「やぁ!初めまして!楽しんでいってね」

みんな優しかった。


ダーメ「こんなに素敵なところなんだね!」

ダーメは何度も何度も人間界と妖精界を行ききする少年となった


そして事件は起きた

アップップ王の大切にしていた果実を
ダーメがこっそり食べてしまったのだ

王様は怒りだし果実を食べた犯人を捜し始めた

するとワックシュが

ワックシュ「僕が食べました!」

そういって他になっていた実を
懐に隠して持ちダーメをかばったのだ。


すると王様は怒りだしワックシュを処刑した。


その光景は夜中の夢として投影された

ワックシュの死を見てうなされるダーメ。


彼の欲望が招いた出来事。


そしてその実は
妖精界と人間界を行き来する為の
魔法の実

怒りに震えたダーメは
アップップ王国を滅ぼしに向かった。

元々妖精界のエネルギーは
人間によって作られている

その人間が作り出す欲望のエネルギーは

当時のアップップ王国

善のエネルギーを凌駕した

哀しみに身を任せアップップ王国を滅ぼした

それ以降人間界のダーメは
目覚めることがなく

妖精界で魔王として目覚めた

【メージ戦争】は
魔王ダーメが悪として描かれた 

果たしてそうなのだろうか?

この真実を知る者は
魔王ダーメしかいないはずだった・・・

封印されるまでは

続く


第3章 裏切りへ

【21話アインジュエル魔力の秘密】

あとがき

いよいよ21話からは内容が
どんどん濃くなっていきますので

1話構成とさせていただきます!

読めばよむほど味が出てくる
するめのような漫画です

どうなっちゃうの?このキャラは実は・・・

そんなシーンがたくさんでてきますのでこうご期待!







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