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遠くなった鎌倉を近くに引き寄せたい


鎌倉という場所


鎌倉は幼い頃から慣れ親しんだ場所だった。

父方の祖父が住んでいたから、片方の田舎になるわけだ。
小さい頃、初めて鎌倉大仏を見た私は泣いたらしい。

中学生くらいになると小町通りで『社頭』で買い物をするのが大好きになる。

昭和44年創業、ほぼ私と同い年の日本各地の和紙を扱う専門店だ。
紙好きにはぜひ訪れて欲しいお店。

今調べたら、なんと小町通からJR鎌倉駅西口徒歩3分の場所に移転していた!
なくならずに今後も続けて欲しい。


アサさんのnoteを読んで、行きたくなった大好きな鎌倉。

鎌倉朝ごはんと長谷寺で写仏|アサ #note

長谷寺は亡くなったSと行って、写経もした。
確か小さな写経用の小さな筆と硯を買った。
Sにあげたけど亡くなったから形見にもらってきた。

タイトル画像は今はもうないミカドコーヒー鎌倉店。

モカソフトが好きだ。軽井沢まで食べに行っていたから鎌倉に出来た時、嬉しかったのに。


遠くなった鎌倉

もともと観光地として人気の鎌倉。
祖父母も父の兄夫婦のお墓もある。

こちらに戻ったら行きたいと思いながらも、ニュースで見聞きする混雑ぶりを見ると気持ちが萎えてしまう。

江ノ電に乗らず散策すればいいのだけれど。

若い頃は七里ヶ浜プリンスの駐車場(無料だったし)に車を停めて、歩きながら鎌倉の街を観光したりした。
市役所の駐車場もよく利用した。

今友達と行くなら電車になると思う。

鎌倉に一緒に行く人


昔は四季折々鎌倉に行っていた。
大きくなり、親と行動することが減ってからはほとんどSが一緒だった。
あとはたまに友達。

それもあって、Sの不在を思い出して悲しくなるから鎌倉が遠くなった。

亡くなった直後は、一緒に行っていた美術館にも行けなくなった。

亡くなる数年前には、小町通りのはずれの方にあった帽子屋さんで毛糸の帽子を買った。
それを見ても思い出して辛い。

鎌倉以外では、山登りもしたいけど、山もSと行っていたから、彼なしの山登りがあまり考えられない。

でも少しずつ、やりたいことを復活していきたい。

鎌倉を引き寄せる

鎌倉は、涼しくなったら計画しよう。

今時期、行くならば鶴岡八幡宮のハスを見るのもいい。

秋に鎌倉のハイキングコースを巡り、
冬はボタンや椿を楽しむ。

そろそろ遠くなった鎌倉を近くに引き寄せたい。

Sはもう戻って来ない。
だから思い出すのが悲しくて、と言っていると、関東からドライブしていたほとんどの場所は行けないのだ。

心のリハビリも少しずつ。
まずは鎌倉、横浜からかな。

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