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秋の信濃路 母からの誘い

『秋に詠む 信州秘境紅葉物語』

というツアーに行きたいけどつき合わない?と、母からのLINE。平日3日間か~・・とりあえず職場に相談してみるとあっさり休めました。
泊まりの団体ツアーはずいぶん行ってないし母と二人で出掛けるということ自体レアケース、ましてや旅行となると人生初!まな板の上の鯉・・いえ、大船に乗った気分でゆるりと旅立ちました。

1日目 旅はバスガイドさんのダジャレと共に

 [福岡空港 → 信州松本空港 → 霊松寺 → 高瀬ダム → ホテルグリーンプラザ白馬]

信州松本空港に降り立った一同を待ち受けていたのは紫色の観光バスとベテランバスガイドさん。バスが走り出すとガイドさんのダジャレも炸裂。この懐かしい昭和感!思えば最後にバスガイドさんのお世話になったのは平成の最初の頃・・時代を越えてたくましく生き残っておられたのですね!半分苦笑いで旅のスタートです。

「おもてなし料理 葦笛」というお店でした

朝イチの飛行機に乗れたため、予定になかった松本市での自由時間。見たかった松本城と美味しいお昼ご飯で満足した後は大町市へ移動。

<団体行動だと絵を描くタイミングがつかめず、ホテルで2枚を描いたところで断念。これ以降は帰宅してから写真と記憶を頼りに描いていきます。>

雨がパラつくなか『霊松寺』というお寺へ。副住職さんの案内で本堂を見学した後、「鐘はつき放題ですから!」とおっしゃるので鐘楼で1回だけ鐘をついてバスに戻りました。面白い副住職さんだったなー。

同じく大町市の高瀬ダムへは専用のジャンボタクシーに乗り換えて向かいます。ダムの周りは霧に包まれて真っ白な中、水面はびっくりするくらいのグリーンで不思議に見入ってしまう。色んな成分が溶け出しているそうで、これを沸かしたら『ナントカの湯』になるのか?と思ったり・・

2日目 まさかの快晴!と思いきや

 [白馬岩岳マウンテンリゾート → そばの昼食 →  鏡池 → 戸隠神社中社 → 苗名滝 → ホテルタングラム斑尾温泉]

まだ曇り気味の空の下、白馬マウンテンリゾートへ向けて出発。しかし!ゴンドラを待つ間に晴れ間が出てきました。ちょっとレトロなゴンドラに乗り込む頃には晴天になって、真下に色づいた樹々を眺めながらの空中散歩。

山頂ではまた別のリフトに乗ったり、おしゃれテラスでおしゃれカフェのおしゃれティーラテを飲んでまったりしたり、太陽の下のんびり過ごしました。

バスの車窓から、毎日どこかでりんご畑に出会えます

長野オリンピックで原田選手が飛んだ、あのスキー台を見てテンション上げつつ、長野市街を抜けて戸隠へ。

『戸隠そば博物館とんくるりん』でそばづくしの昼食。しょうゆダレでいただくそばがきに、みたらし風のそばだんご、そば粉の生地を丸く焼いたうすやき・・ざるそばが出てくる前にお腹いっぱいなのでした。

再び雲行きが怪しくなるなか訪れた『鏡池』は残念ながら鏡とはいきませんでしたが、奥にそびえる戸隠連山がカッコいい!
池を一周する時間はなさそうなので「少し歩いて戻って来ようね・・」と言いながら歩きだしたら行ける気がしてきて、母も引き返す気はなさそうなのでそのままずんずん歩きます。しかし思ったより奥が深く、間に合うかな~?ここで80代の母が驚くべき脚力を発揮。所々ぬかるみのある道をすたすたと歩いてなんとか出発時間に滑り込みました。元気だね!

次に訪れた『戸隠神社中社』を歩いていると、どこからかカラメルのような甘い香りが漂ってきました。「飴屋さんでもあるっちゃない?」と話しながら通り過ぎましたが、その後『苗名滝』でも同じ香りがしてきました。共通していたのは地面に落ちたレモンイエローの丸い葉っぱ。母が拾って嗅いでいましたが「なんも匂いはないねぇ」と言うので調べてみると、この葉っぱの持ち主のカツラの木が秋になると甘い匂いを発するとのこと。へえぇ〜!

苗名滝は新潟県妙高市

3日目 やっと快晴の空の下で

 [竜王マウンテンリゾート → 松川渓谷 → 栗おこわときのこ鍋の昼食 → 松本空港]

この日楽しみにしていたのは、20畳の広さのロープウェイで上がった竜王マウンテンリゾートのソラテラス(またしてもおしゃれテラス)でいただく朝食!

山頂付近の気温はマイナス1度で、ロープウェイから眺めると紅葉した森にうっすらと雪が積もって美しいこと!描きたいのに、頭の中にある景色をアウトプットできないもどかしさ・・

山ノ内町から高山村に移動して『松川渓谷』の裏見の滝『雷滝』などを見た後は、1Fが果物とお土産屋さん、2Fが団体旅行向けの食事会場になっている『信州フルーツランド』で昼食。みそ仕立てのきのこ鍋と栗おこわ、お椀に入ったそば、デザートに黒っぽい皮のりんご『秋映え』をいただきました。『天領誉』という日本酒をお供にいい気分。

松川渓谷で予想していた渋滞もなくスムーズに来たので、時間調整のため『小布施』という町で自由散策できることになりました。情報は栗で有名ということだけ、どんなところでしょう?

到着した小布施はお土産屋さんや和菓子屋さんがギュッと集まっていて、観光客や修学旅行生でにぎわっています。

栗菓子のお店を見て回り、栗羊羹を購入したらお隣の『升一市村酒造場』も覗いてみました。『もちごめ純米酒 州』というお酒、もち米のお酒なんて珍しいのでこちらも購入。酒造を出ると向かい側に『おやき』の文字が!母と「おやき食べてみたいねー」と話していたので、迷わず入店。

小布施の町を後にしたら、もう帰るだけ。信州松本空港を17:30に出発する便で帰路につきました。
さよ~なら~長野の山々!

お土産

自分へのお土産買ったらくるみばっかり。空港の売店で一度手に取ったのも『くるみもち』だったっけ・・

久々の団体ツアー、これはこれで楽しめました。お母さん、たまにはお供するから、また誘ってね!

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