職場に一言目には「すいません」と言う人がいる。特に悪い事をしていない場合でも、何かと「すいません」と言われる。これまでの人生で何度も何度も謝罪する・させられる場面があったから、口癖のようになってしまったのだろう。本人のためにも、周りのためにもならない。20代の頃に「仕事ではとにかくハッタリをかませ」とある先輩に言われた事があり、それは今でも間違いだと思うけれど、ただ自信を持って他者と接するべきだとは思う。誇りを持っていれば、相手からも自然と尊重される。ただ自信を持つには、その根拠となる体験が必要。そういうものを与えられるだろうか。

THA BLUE HERBの最新の映像作品『YOU MAKE US FEEL WE ARE REAL』と『続・ラッパーの一分』が到着、2作とも鑑賞する。前者は2022年の25周年記念の全国ツアー、後者は今年5月のTHA BOSS『IN THE NAME OF HIPHOP II』の恵比寿リキッドルームでのリリースライブを収録。どちらもステージ上、客席の双方の熱にやられる。確信を持って、信念を曲げずにやりたい事をやり切るという事。BOSSの言葉には毎度、背中を押される。『YOU MAKE US～』でのMCで言われている通り、私もとっくに人生を折り返している。残りの人生で何が出来るだろう、どうやったら悔いなく過ごせるだろうか。