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romaのあれこれ

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すべての道はローマに通じている
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記事一覧

キリスト教がローマの国教になるまで

下の記事の続きになります。 東方正帝ディオクレティアヌス帝によるキリスト教徒に対する最後…

聖パウロとキリスト教徒の迫害

このところアメリカとイギリスについての記事が続いていて、ローマとキリスト教のことがちっと…

4世紀*皇帝を屈服させたミラノ司教アンブローズ

古い時代のことを調べていると、脚色はあるにしても時々「これはすごい」と思う人物が登場しま…

火を消してはいけない*ウェスタの巫女が伝えたこと

以前に書いた記事を編集、追記しています。 ***********************…

シビュラの巫女と中世キリスト教

2023年最後の記事です。たくさん下書きが残ってしまったので、何をUPしようかと迷いましたが、…

ナザレのイエスと原始キリスト教

イエス・キリストは、 紀元前6年から紀元前4年頃に生まれ、 紀元後30年頃に亡くなったと言われ…

「火の時代」皇帝クラウディウスとブリタンニア征服

ガイウス・ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザーGaius Iulius Caesar)は、ブリタンニア侵攻(紀元前54年)からガリアに戻ると、再びブリテン島に戻ることはありませんでした。 軍隊も残さなかったため、本気で征服しようという気はなかったと思われています。 20世紀以降、『ガリア戦記』は、シーザーのイメージを高めるためのプロパガンダだったという解釈も広まっています。 今回もマニアックな内容になっています。よかったらご覧ください。 カトゥベラウニ族のその後シー

紀元前54年「水の時代」シーザーとガリア・ブリタンニア征服

「紀元前のブリテン島とビーカー人」の続きの内容になります。 この記事では、ガイウス・ユリ…

西暦60年のブーディカの反乱

冥王星が水瓶座に再入宮します。それで少し思い出した西暦60年のことを書きます。 冥王星が発…

ペトロと呼ばれたシモンとサン・ピエトロ大聖堂

タイトル画、今回もAI生成してみました。なかなかええやん(^^♪ この二人は、イエスの最初の弟…

200

1世紀ローマで初めてのキリスト教徒

私はキリスト教徒ではありませんが、ヨーロッパ中世の歴史を調べているとキリスト教は避けて通…

女神ヘカテのこと

冥界の女神と言われるヘカテは、古代ローマにおいてはトリビア(Trivia、「3つの道」の意)と…

地の時代*ローマ帝国*3世紀危機から専制君主制へ

紀元前736年、「火の時代」に都市国家として始まったローマは、イエス・キリストの死後(西暦3…

ローマを建国したロームルスと悲しみのポメリウム

最近、キリスト教とローマのことばかり書いている気がします(苦笑) この記事もローマに関係したことなのですが、「すべての道はローマに通ず」とはよく言ったものだと思います。 ヒッポのアウグスティヌスは、彼の著書『神の国』の中で、キリスト教が広まる前のローマで崇拝されていた異教の神々は、「ローマ人に道徳を与えなかった。淫猥な祭典すら要求し、不浄の汚鬼に違いない」と断言しました。 アウグスティヌスら教父たちは、「ローマ人は異教を捨ててキリスト教に回心しなければならない」と訴えまし