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ジャズ喫茶の思い出

私とジャズの出会いって何だろう・・・

思い返すと、小学生の頃、近所に住んでいた友人の話だった気がする。

お父様が音楽が好きで、Jazzのレコードをたくさん持っていて、
Miles Davisのレコードがあるみたいな話をしてくれた。

ああ、Milesって人がいるんだ。Jazzって大人が聴く音楽なんだな、と当時思ったように記憶している。

高校時代、そんな友人の言葉を思い出し、50年代のMiles Davis やBill EvansのLPを何枚か買ったが、たまに背伸びをして聴く音楽だった。

大学時代、地元のFM局の深夜番組に、Jazz bar(ジャズ喫茶)のマスターとDJの2人でJazzを書ける番組があった。
この番組で、紹介される曲を当時カセットテープに録音して聴いていた。

大学を卒業し、地元から、福岡市までしばらく通勤していてた。

休日に、ラジオ番組のDJをされていたマスターのジャズ喫茶を訪ねてみようと思い立ち、行ったことがある。

14時か15時くらいに店が開いて、コーヒーをのみながら、大きなJBLのスピーカーから流れるジャズを聴いた。

その時も、50年代のMiles Davisだった。

とても寡黙なマスターだったが、大学時代に深夜のラジオを聴いた話をすると、ラジオの話や昔のライブの話を気さくに話してくださった。


家でJazzを聴くときは、背伸びして聴いていたが、その時聞いた音が、とても生々しく、少しだけ心地いい音楽に聴こえた。

ジャズ喫茶が、落ち着いて聴くことができる場所という要素も大きいのかもしれない。

私にとってのジャズ喫茶は、Jazzを背伸びして聴く音楽から、少し心地いい音楽だと体験できた場所のような気がする。

お店は、当時の場所から移転しているが、今もあるそう。
世の中が落ち着いたら行ってみたい。





※この話は、苧環さんが書かれたジャズ喫茶の記事を読んで、私にとってのJazz喫茶とはについて考えたくなり書きました。

苧環さんありがとうございます!


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