見出し画像

糸井重里さんのジブリのコピーがすごい!心揺さぶられる言葉の力。

毎年、夏の終わり〜秋のはじまりにかけて、センチメンタルな気分になります。
なんで?と聞かれても、
「そういう時期だから。」としか言えないのですが。(笑)

そんな時期が”今”なのですが、感情が鈍化して、日常のちょっとした感動や関心がうすれてきているなぁと感じたりしています。
なので、あまりnoteも更新できていなかったのは、心が止まってしまっていたからなんです。

心をそのまま言葉にする「魔女の宅急便」キャッチコピー

そんな気持ちを払拭しようと書いたのがこちらのブログ。
▶︎【ブログが書けない】魔女の宅急便でキキが飛べなくなった理由からスランプを考察!


ポスターにも使われているキャッチコピーそのままに、
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」まっただなかです。

こんな心境になってみて改めて思うのですが、このコピー本当にすごい!(こんな語彙力で、申し訳なさでいっぱいですが…。笑)
言い得て妙というか、これ以外ない!と思うくらい今の気持ちにドンピシャなのですが、なんとこのコピーは糸井重里(いといしげさと)さんが書かれたものだったのですね…!!

キャッチコピーの先駆者・糸井繁里さん

糸井さんと言えば、タレント業、エッセイスト、コピーライターとして活躍され、。
普段、ステキな文章やコピーを見ると、自分の発想力や語彙力のとぼしさと比較して落ち込んだりもするのですが、糸井さんは土俵が違いすぎて純粋に感動します!

糸井重里さんは、これまで数々の有名作品の手がけていますが、なかでも象徴的なのは「ジブリ作品」ではないでしょうか。
代表的な作品を、いくつか調べました。

代表的なジブリ作品のコピー

▶︎となりのトトロ
”このへんはいきものは まだ日本にいるのです。たぶん。”
『たぶん。』を最後にもってきちゃうあたりが、いい意味で予想外といいますか。「いるのです。」と言い切ったあとで『たぶん。』と続き、変わりつつある現代社会でも、まだ冒険や不思議なできごと(いきもの)があるという期待が込められているように感じられます。

▶︎蛍の墓
”4歳と14歳で、生きようと思った。”
幼い清太と節子の年齢で表すことで、作品の舞台での過酷な運命がより伝わってきます。コンパクトなコピーでありながら、力強さや世界観が表されているようで、思わず目を奪われました。

”忘れ物を、届けにきました。”
また、「となりのトトロ」と「火垂るの墓」は2作同時上映だったようで、2作を繋ぐコピーが生みだされています。
作品を表すというよりも、この2作からジブリが社会へ送りたいメッセージを代弁しているように感じられます。

▶︎もののけ姫
"生きろ。”
超シンプルだけど、力強い言葉。作中のワンシーンで、アシタカがサンにいうセリフ「生きろ。そなたは美しい。」からきているのでしょうか。
もっといろいろ付けたしたくなりそうですが、もののけ姫の世界観を表すコピーとして、これほどまでにどストレートに訴えかけるものは他にないように思います。

心揺さぶる言葉

シンプルな言葉でも、使い方しだいで強く心に残ります。情景であったり感情であったり、届けたい想いを言葉にのせたとき、きっと誰かの心に突き刺さるのだと思います。

私もこんな風に、ステキな言葉で誰かに想いを届けられるようになりたいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?