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視覚障害者は五感をどう使う?

※こちらは、『ラストマンー全盲の捜査官ー』3話目放送終了後に行われたTwitterスペースの内容を書き起こして記事にしています。

参加者:和久井香菜子(和久井)、小林直美(なおみ)、角川よりこ(よりこ)

やはり「におい」は重要な情報源? 

【よりこ】今回もクロックポジションや手引きのような視覚障害者の描写もありましたけど、とても自然な感じがして、普通の刑事ドラマを見ているようでした。皆実さんの周りの方々が慣れてきていますね。

【なおみ】分かる。

【和久井】今回はどんなところがポイントでしたか?

【なおみ】今回も「におい」ですね。台本に万年筆のにおいが付いていたことで、すり替えられていたことに気付いていました。

【和久井】そうでしたね。1話目の爆破事件でもにおいがフックになっていましたよね。

【なおみ】そうそう。犯人に近付いたときに、火薬のにおいがすると言っていました。

【和久井】やはりポイントはにおいなんですね。

【よりこ】あと今回は玄関の床の次亜塩素酸のにおいをかいでいましたね。

【なおみ】そうだそうだ。

 【よりこ】私も見えなくなってにおいに敏感になったことは実感しています。

「触覚」でどれくらいの情報を得ることができる?

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