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地球が生きている音が聴こえてきた

お盆休みの一週間のあいだ、コロナのため帰省することが出来なかった私は、完全に家に引きこもって過ごしていた。

見ていなかったDVDを片っ端から観たり、キッチンの大掃除しながら音楽を聴いたり。溜まった事務仕事しながら、テレビをつけていたり。

そしてある日、意図していた訳ではないけれど、無音で過ごしていた。気がつくと、薄っすらと開いた窓からいろんな音が聞こえて来る。

セミが身体を震わせて鳴いている音。風が洗濯物をパタパタと揺らす音。ぽたんぽたんと大粒の雨の音がしたかと思えば、遠くでゴロゴロと雷が鳴る音。

それがだんだん近くなって来て、雨音の間隔が狭く強くなり、しばらくしたらシトシトと静かな雨音に切り替わって、なんだか心に静かに響いてくる。

そして、自分がどんどんと地球の生きる音に癒されている事に気づく。

いつもみたいに、音まみれだと全く気付かない地球の呼吸する音。大きくてあたたかくて、さりげなくて心地よい音。

気づかなかったけど、毎日こんな風に素敵な音が生まれているんだ!

あー、いまは夏なんだ。そしてもうすぐ、夏が終わる。

コロナだったり、温暖化で暑すぎていて、この先地球はどうなっていくのだろうか、長く持つのかなあ??と、父親と電話で話したばかりだった。

でも、いまはこうして地球は生きていて、私たちを包んでくれている。まだ、僕は生きていて、みんなを沢山癒すからね。みんなも、もっと大事に生きてね。と、言ってくれているようにも聞こえる。

これ以上、もう人間は地球を痛めることをしてはいけないのだなと思った。

そして、私たちこそ、地球を包み込んで守っていきたいなと思う一日だった。



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