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インタラクティブ(双方向)な場を作るための働きかけ

私はメモ魔で、気づいたことをその場にあった裏紙(メモ帳をデスクに置いていても追いつかない)、デジタルのメモ帳、音声など、さまざまなところにメモをします。
「メモの置き所をまとめたい」という長年の思いとは裏腹に、その場所の量と種類ははいつも収縮と拡散を繰り返す。

年末の片付けの中で、インタラクティブな場の設計にあたり、その時その時で気づいたことを書いていたメモを見つけました。
今年、実際に私がファシリテートしたセミナーやワークショップ、そしてシステムコーチングの学びの場(ORSC Cのアシスタント)で感じたことをランダムにメモしてあったので、この場で簡単にまとめ&シェアします。

インタラクティブ性を高めるためにできること(気づき)

ルールと合意の重要性

以下の扱いを事前に、または初めに決めておく。そして必要に応じて教育する(知識や理解を近しくしておく)。それによって、これから始まる場で出てくるものが変わってくる。成果に影響する要素だ。

  • この場にいる全員、そしてこの場で作っていくものへの「尊重」に対するお願いと合意

  • 以下に関する、その場における価値観、ルールを設計する

    • 仕事(場に集まった人間上の)の役割・立場・評価と、この場で起こることの距離感

    • 変化やダイナミズムについての理解

    • 見えるもの、見えないものについての理解

    • 「同じ」と「違い」について、この場でどのように扱うか

ファシリテーターとして押さえておきたいこと

  • 場から生み出された、答えたくなる質問ほど場に問いかける

  • 「聞いてみてどうですか?」で場に戻す

  • 効果的なタイミングでのノーマライズ

    • 出しにくい声が出た時に特に重要

  • エッジシグナルを捉えていることも、時に表現する

    • 場の転換が始まりそうな時、場が凍りついているときなどに有効

参加者全員が場に参加しやすくする働きかけ

  • 自分自身の感情、この場の感情、を確認する、または表現してもらう
    場を進め、ホールドするるファシリテーター、コーチのマインドや持ち込むメタスキルももちろんだが、参加者それぞれの感情もその場には反映される。
    そして感情は瞬時に意識下で伝わる物凄く伝染力の強いエネルギーなもの。だからこそ、その人自身の感情と場の雰囲気をそれぞれに感じる機会を作る。

  • それぞれが貢献できそうなこと、を想像できる機会を作る
    ワークショップの前半、最後に有効。
    この場に自分をどう存在させるか、響かせるか、活かすか、と言う点を一度想像できる機会を作る。

  • トライしてみたいことを一つ選択する
    ワークショップの前半、最後に有効。
    アイディアと行動を結びつけること、そしてそれを口に出すこと、チャットに書くことなど、表現につなげておく場を提供する。その思いと行動を受け取られる場を設計しておくことも重要。

メモばかりのもので、網羅性はないですが、場を作りたい人、双方向性を高めたい人に届きますよに。


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