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日本の得点力不足

おはようございます。
昨日J1リーグが終了し、思うところがあったのでそれを今回はテーマにしたいと思います。
国内ではリーグ戦が終了したことで得点王が確定しました。得点王は清水エスパルスの9番チアゴサンタナが受賞しました。Jリーグの歴史上降格クラブから得点王が出るのは初めてのことだそうです。ブラジル人FWが得点王になることは珍しくありませんが、問題は何点とってトップスコアラーになったかです。まさかの14点で得点王でした。少なすぎませんか?他国リーグと比べるのはタブーなのかもしれませんが、バルセロナのレバンドフスキはリーグ戦13試合で13点決めています。また、マンチェスターシティのハーランドは12試合で18点決めています。一方J1リーグでの日本人トップスコアラーは町野修斗が30試合に出場して13点です。世界のトップストライカーたちと比較するのは酷ですが、さすがに点を決めなさすぎだと感じます。このことは日本代表にも露見しています。アジア最終予選では3点以上入った試合が1つもありませんでした。伊東・三笘両ウイングの突破力に頼りきりで、全く最前線の選手が固め打ちする状況ではありませんでした。2週間後にはW杯が始まりますが、日本の得点力不足はそう簡単に解決するものではありません。そこで、個人的に期待する日本人FWをご紹介したいと思います。

1.上田綺世
1998年8月28日生まれ 24歳 身長182㎝ 右利き
セルクルブルージュ所属 
鹿島学園、法政大学、鹿島アントラーズを経て今夏からベルギージュピラープロリーグのセルクルブルージュでプレーする上田綺世は現在日本代表で最も期待されているストライカーです。強靭なフィジカルとタイミングの良い裏へ抜け出しを武器にしています。昨日のリーグ戦で6点目を記録し、クラブ内でも定位置を固めてつつあります。クラブでは調子が良いのですが、日本代表では不振が続いています。そもそもの出場機会が多くなく、決定機でも力んでしまい枠外に飛ばしてしまっている印象が強いです。ただその実力は本物であるためW杯での覚醒が待たれます。

2.古橋享梧
1995年1月27日生まれ 27歳 身長170㎝ 右利き
セルティック所属
イニエスタ、セルジ・サンペールなど元バルセロナの選手に太鼓判を押されている選手です。現在はセルティックでプレーしており、リーグ戦では11試合に出場して9ゴールと現在絶好調です。上田同様裏への抜け出しとゴール前での駆け引きが非常に秀逸です。ただ日本代表では戦術面で絶望的にマッチしておらず、ワールドカップメンバーからも外れています。セルティックでは3トップの真ん中で起用されますが、日本代表ではウイングやサイドハーフで起用されることがほとんどで、センターフォワードとして使われることもたまにはあります。しかしポストプレーを要求されたり裏抜けの機会が全く無い試合で出場するなど森保監督の起用法はかなり疑問視されています。今期はCLでもプレーしており、W杯後には有効なオプションとなってほしいです。

3.林大地
1997年5月23日生まれ 25歳 178㎝ 右利き
シントトロイデン所属
「ビースト」の愛称を持つ林大地は往年の岡崎慎司を彷彿とされるガッツあるプレーを信条としています。今シーズンリーグ戦では4点決めており、ここぞでの勝負強さを発揮しています。オリンピックでは当初バックアップメンバーとして招集されましたが、大会ではスタメン出場を果たし日本の躍進に貢献しました。技術は無難ながらゴールへの意欲は人1倍で、頭から飛び込むことさえも全く恐れません。A代表にはあまり縁がありませんが、前線からのプレスはチームに勢いをもたらすためスカッドに1人は欲しいプレーヤーです。

4.オナイウ阿道
1995年11月8日生まれ 26歳 身長180㎝ 右利き
トゥールーズ所属
大分、マリノスを経て昨シーズンからトゥールーズでプレーするオナイウはナイジェリア人の父を持ち、高い身体能力が武器のFWです。昨季は10点を記録し昇格に貢献しましたが、今シーズンはあまり出場機会がなく、苦しんでいる印象です。しかし、アフリカの血が流れているためしなやかさやバネのある身体能力はほかの選手には無く差別化は確実にできる選手です。高さ・速さも兼備しており、万能型FWとして前線であればどこでもプレーが可能です。アジア予選以降日本代表からは離れていますが、ストライカー争いに入ってきてほしいと思っています。

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