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頑張る< 楽しむ

「どうして、そんなに頑張っているの?」
先日、友人と話していた流れで投げかけられた質問です。何であれ、「ベストを尽くすのが当たり前」の私にとって、思わず、「へっ?」と答えてしまうくらい謎の質問でした。

だけど、このやり取りは、これまでの考え方をゆるっと変えてくれるきっかけになりました。今年も残すところあと僅かです。今回は、頑張り屋さんのあなたに贈ります。しばし、お付き合いくださいませ!

常にベストを尽くしてきたわたくし……
私事ですが、私にとって、昔から、何でも頑張るのが当たり前です。「手を抜くなんて、そんなこと、できない、できないわ!だから、頑張るという選択肢しかない。頑張らないなんて言葉、私の辞書にはないわ!」って……(笑)

手を抜けないんです。結果はさておき、(品質もさておき……器用ではないのでね!)頑張った結果でなくちゃ、嫌なんです。思うようにいかない結果に対し、「頑張らなかったからできなかったんだ!」なんて言い訳はしたくないんです。やるだけやって、散りたいの。

子供の頃、学校のマラソン大会の前は1か月くらい前から走り込んでいました。テスト前は計画を立てて、勉強していましたし、書初めの時期は、習字の教室で外が真っ暗になるまで練習していました。……そう、これが私のスタンダードだったのです。

それは大人になってからも根本的には変わりません。ですが、子供時代に比べ、世界が広がった分、頑張るだけではカバーできないことも増えていきました。全部頑張るのって、結構、体力気力共に消耗するんですよね。

「頑張らない=サボる or 手を抜く」?……いいえ!
つい最近まで、「頑張らない=サボる、手を抜くこと」だと思っていました。「頑張らないで何か手に入れられると思うな!!」と思っていました。

でも、頭を冷やして考えてみると、「頑張る」って言葉、「頑なに張る」って書きますよね。私の勝手なイメージですが、頑固に肩ひじ張って、力を込めて、睨みを聞かせ、他の人から奪われないようと躍起になっている感じがします。それって、何か楽しくなさそう……

「どうして頑張っているんだろう?」
冒頭で出てきた、私に質問を投げ掛けてくれた友人と別れた後、しばらく考えていました。

その答えが知りたくて、自分観察をしたところ、(心の中の呟きも含め)私の独り言で一番多かったのは、「頑張ろう」で、その次が、「疲れちゃったな……」だと気がつきました。

朝起きて、鏡に向かって「さあ、頑張ろう!」、昼ご飯を食べ終わったら、「さあ、午後も頑張らなくっちゃ!」、夜、お風呂に入りながら、「さあ、頑張ろうっと!」……朝と昼は良いとしても、夜のリラックスタイムも私の「頑張る!」が侵食していたのです。その後に「何だか疲れちゃったなぁ」が続くのです。

おそらく、頑張らなくていいところも頑張った結果、疲れているんだと思います。痛い……痛いよぅ……。

「頑張らない」は、サボるでもない、手を抜くでもない、「肩の力を抜くこと」、もう少し言うなら、「楽しむこと」と考えたら、少し気が楽になりました。

人生はきっと、楽しんだ者勝ちです。
頑張るのではなく、楽しんだ方が肩の力を抜いて、自分の本来の力を発揮することができるような気がするんです。そう!楽しむことなんです!さあ、楽しめ!楽しむんだ!楽しんでしまえばいい!!

お・さ・ら・い
頑張らない≠さぼる・手抜き
頑張らない=楽しむ
楽しむ=本領発揮
⇒つ・ま・り!楽しみましょう!

2018年、頑張った自分を讃えつつ、2019年はもっと「楽しむこと」を大切に過ごしていきたいと思います。

2019年がすべての人にとって、素敵な年でありますように!少し早いですが、皆さん良いお年をお迎えください!

お付き合いいただきありがとうございました。

編集:アカ ヨシロウ

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