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老獪と成功

昨日まで続いた雨が嘘のように朝から晴れ間がのぞいている。私を悩ませてきた以前に神経を抜いた奥歯の痛みも先日ようやく歯医者に行けたことによりだいぶ回復してきた。奥歯で噛み締められないとよく咀嚼できず胃腸にも負担がかかっていたので、気兼ねなく食べられるようになりこの晴れ間のように私の体調もスカッとji晴れてきそうな気配がある。

新しい始まり

白い巨人と言われるリーガエスパニニョーラの強豪レアルマドリードが新しい始まりを迎えようとしている。クラブのレジェンド セルヒオ・ラモスが退団し、パリSGへの移籍を決めたのだ。何より彼の、時に汚い行為も厭わないサッカーIQの高さはこれまでチームをかなり牽引していて、退団はかなりリアルにとって痛手となるのは間違いない。しかしながら、彼に依存していた点も否めず、加齢と共に出場機会が減る可能性を考慮すれば、新監督アンチェロっティと共に新たなスタートを切る事はクラブの今後にとって良いのかもしれない。

そんなセルヒオ・ラモスを招聘しなかったルイスエンリケ率いるEUROスペイン代表は予想外の健闘を見せベスト4まで進みイタリアに敗れたが、若手が育ち今後に期待が持てる結果となった。良い新しいスタートが切れたのだろう。

勝利に必要な老獪さ

そんなベスト4に進んだスペインは3戦連続の延長戦となりPK戦で散った。印象的なシーンがPK戦のコイントスで全く笑わなかったスペインのジョルディアルバに対しキエッリーニは冗談を交える余裕があった。この現在のイタリア代表最多キャップを誇る名DFの余裕、プレーで見せる老獪さは計り知れない好影響をチームにもたらしている。恐らくセルヒオ・ラモスもこの場面にいたら余裕があったのではないだろうか。過去にも1998年フランスW杯の時のデシャンや2006年ドイツW杯のブッフォンなど、勝つチームには百戦錬磨の強者がいる。これはビジネスにも当てはまり、レッドプロジェクトを立て直す時にはしばしば百戦錬磨の強者が追加投入されたりする。勝つには、成功には、何が必要かを体験し、失敗する時はどのような場合で何をすると回避できる可能性が高くなるかを本能的に知っている人達は、若い時に修羅場をたくさん経験している。

成功の為の3つのドア

上記セルヒオ・ラモスの老獪さの象徴として近年有名な話がチャンピオンズリーグ決勝でリバプールの3枚看板の1人サラーを故意か否か、激しいタックルで負傷させ退場となり一気にレアルマドリード優位きなり3連覇を成し遂げた試合あった。賛否両論あるがこういったルールギリギリのプレーがビジネスでもなんでも大きな成功には必要となるタイミングがある。ある本では成功には3つのドアがあり、1つ目が正攻法のみんなと横一線で戦うドア、例えば吉本興行のNSCに入るとか。2つ目が生まれながらの金持ちでVIPのみ知り得る特権情報等、ポジションなどで成功するパターン、3つ目が裏ワザ的抜け道だそうだ。例えば映画監督スピルバーグは映画撮影所のツアーで内部の職員と仲良くなりそのまま職員として入社して若くして映画監督の座を手にしたり、とにかく内部の関係者と仲良くなってチャンスの座を手にする方法である。成功している人みんなとは言わないが、ズルい、と言われる可能性があるやり方を裏でやっている人は少なくない。それをズルいというか老獪、頭がいいというかは価値観の違いだが、結果を残すための手法としてルールのギリギリを探る手法も意識することも必要だろう。

約半年振りのオールコートサッカー

そんな老獪さを約半年振りにパパ友に誘って頂き緊急事態宣言前最後のサッカーの試合でも使いたいところだったが、残念ながら老獪さを出すほど体力がなかった。。しかしこういった娯楽もしばらくなくなると思うと、早く収束して欲しいと願うばかりである。さて、試合結果は勝ちで、志願して高校から慣れ親しんだセンターバックをやらせて頂いて、私が出ている時間は無失点だった。その代わり後半FWをやったが私でボールが収まらず攻めあぐんでしまい途中交代。自分の中の目標は達成したが、どうも不完全燃焼に終わってしまった。次が待ち遠しいがいつになるだろうか。まあ、少なくともゲリラ豪雨の前に終わったから良かった。

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