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心理戦

私は母と、1日1往復、LINEをしています。
主な目的は「ボケ防止」(正しく言うと、進行防止)。
母からのLINEは、最初は単語のみでしたが、最近は変換ミスはたくさんあるものの、言いたいことを言ってくるようになりました。
そんな中、私と母の心理戦が今勃発しています。

母は高齢なのにいまだ車を運転します。
さすがに遠出はしませんが、病院やスーパーに行くときなどは、車で出かけています。
高齢ドライバーの事故が多いので、もう免許は返納するよう説得していますが、なかなか応じてくれません。

そして、足腰が弱くなり、長い時間歩けなくなっている(そのため車に乗りたがる)ので、介護保険施設で通所リハビリテーションを受け、歩く機能訓練を受けるよう説得していますが、それにも応じません。

母なりのプライドがあるのだと思いますが、年齢を重ねることはあっても若返ることは決してありません。
一度衰えた機能は、昔のようにはならないので、いつかは「老い」を受け入れて、それ以上進まないように手立てを講じてほしいのですが…。

最近の私と母のLINEは、
母「ちょっと自信が無かったが、用事を歩いて見ようと思い、休みながら歩きました距離、
にすると生協まで行ったり来たりしたぐらいです疲れました。」
(句読点がなく奇妙な改行がされているのは原文のままなので…)
私「歩く練習をしたほうがいいよ」
母「歩いたらフクラハギが痛くて大変でした~。毎日は無理で、自分のリズムでする事、だと思います。」
私「自分のリズムだとさぼるので、専門家にちゃんと指導してもらったほうがいいよ」
母「しなければならないことがたくさんあり暇が有りません、私の人生もそれほど元気でいれるか分かりませんですしね。」
(原文のまま)

と、母と私の思惑が微妙にずれまくる、心理戦となっています…。

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