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冬咲き牡丹の前でためらう|写真|日記


 お正月休みの間に、広島市中区にある縮景園しゅっけいえんに行って来ました。


💐 冬咲き牡丹

《清風館》前
冬咲き牡丹の展示
外国人率がとても高い日でした。アジア系ヨーロッパ系...C'est jolie. なんて聞こえてきて、国際色豊かでした(◔‿◔)♡
振り返れば、赤の発色を写し取れるようになるまで、たぶん数年かかった気がします。(露出補正とWBの組み合わせ)
残るは、パンジーの濃い紫と濃い青。まだ綺麗に撮れない...種類によって花びら表面の反射の具合が違うのではないかと思い始めました。フィルターが要るのかな...
横フレームはあまりうまく撮れないけれど、《みんなのフォトギャラリー》だと使いやすいようなので、混ぜました。
《清風館》の右手。右の奥に見える白いのが《跨虹橋》(ここうきょう)。
藁囲いが点在しています
以上3枚はGR Digital II
その他も、広角の写真は彼(GR)のお仕事です。
藁囲いのおうち
姫の隠れ処です(お忍び風)
旅立ちそう?
「座れば牡丹」度の高い美人さん(当人ですね)
ところで、寒牡丹は2季咲きで冬だと思って咲きます(葉っぱは茂らない)。

一方、こちらの冬咲き牡丹=冬牡丹は、温室などで季節を早めて咲かせるので、冬とは知らずに咲くのだそう。いきなり寒空に連れ出されるので、藁囲いが要るのですね。
広場の奥にはウスズミザクラ、ソメイヨシノ、手前には関山、源平枝垂れ桃など、春には様々な花が咲き乱れます。でもまだつぼみは見当たらなかった。



💐 その他のお花...etc.

門松
この記事、準備に手間取って《松の内》が過ぎてからの掲載になりました...
ミモザ。小菊の蕾と、サイズ違いですが似ています
葉っぱも蕾もけむるようなやさしい様子
木の足元に表示プレートがあるので、メモ代わりに撮ります。
写真として一番好きなのは、このサザンカ
門扉が監獄を思い起こさせるので、この姫のお名前は《レ・ミゼラブル》のコゼット/ファンティーヌとしておきます。
1/13...4枚追加】梅の枝、雫アート。
梅のつぼみ🎶
寒さの後のお楽しみ。隣接する広島県立美術館で《ゆず紅茶》(GR Digital II 。これについてはまたそのうち書きます)
まったく脈絡がないのですが、春めくお茶会(?)です
抹茶ラテ in 有田焼(やま平窯)
スターバックスのストロベリーパイ。ショーケースに並ぶ姿に「赤ちゃんのおくるみみたい」と惚れ込んで、買って帰りました。
これを人数分揃えて、おうちカフェ🫖🍰



💐 冬咲き牡丹の前でためらう|日記


「シャッター押してもらっていいですか?」と、カメラを手渡されるのが、実はちょっと苦手です。

 縮景園みたいなところでミラーレス一眼などをかまえて、立ったりしゃがんだりしながら激写していると、この人に頼んでみよう、と期待するひとがたまにいらっしゃいます。

 激写しているのは下手だからであって(プロは狙った写真を1枚で成功させる人種らしい)、慣れたカメラ以外ではまったくうまく行きそうにありません。

 その日は、奥ゆかしい風情のお嬢さんがためらいがちに「デジカメなんですけど...」と、自分のカメラを恥じながら頼んでこられました。前後の間合いから察するに、私が撮り終えるのを待っていた様子...。(ご指名です😱)

 デジカメなのはもちろんけっこうなのです。私だって一代前はデジタルカメラだったし、カメラを持つということはお仲間です。また、あくまでスマホを貫いてものすごい写真を撮る方もおられますから、要するに機材は何でもOK。(それぞれスペックもピンからキリまで。)

 ただ、デジタルカメラはレンズの解像度がそれほどではなく、広角で平板に写るので、まさに「腕を問われる」カメラです。構図勝負なのかもしれない。

 そんなに恐縮しなくても...と逆にこちらが恐縮しながら
「まったく自信がないんですが(涙)」
「えっ? いえいえそんな」
 やむなく一枚撮らせていただきました。

 画角の広さも液晶を見るまで分からないから、構図を決めるのも一瞬の勝負。しかも、撮影者が動き回って「もう一歩左に」とかお願いもできませんから、カメラを手渡された位置に根が生えた恰好でぎこちなく撮るようになるわけです。

 ズームボタンがあったとしても触るのもためらわれるし、光学ズームでなくデジタルズームなら画質がかなり落ちることも。いろいろ考え合わせて、こういうのムリ! となるわけです...手ぶれしないか気に病むレベルです(^^ゞ カメラの手ぶれ補正に頼りきりなので...。

 とりあえず背景の和風建築(清風館)の屋根まで入れた構図で一枚。
「ありがとうございます」
「上半身だけとか、牡丹を大きめに、とか、もう少し撮りましょうか?」
「いえ、大丈夫です」
互いに頭を下げて。

 あとは、脱兎のごとく立ち去ることにしている私。だって、もしお気に召さなかったら、別の人に頼みたいだろうから、存在を消すのみ。本当ははじめからお断りしたいほどですが、「カメラ女子と見込んだのに断るとは、頼み方がよほど悪かったとか...」などと気に病まれては申し訳ないですからね。

 以前などは、着物をまとったカップルに梅林での写真を頼まれたことがありました。雨の中だったため周囲には私しかいなくて。そんな記念すべき一枚を私に託すんですね...できるものならお断りしたかったり(^^ゞ

 ご婦人方の仲良しツーショットにせよ、お一人で散策中の紳士にせよ、他人に頼んでまでお花と写りたいというのは、〈記念に〉ということですものね。

 本当は、いつものカメラで撮って、それを赤外線通信かなにかでさっとお渡しできるなら理想的なんですが。そういう時代にならないかな...。(スキミングでは、と警戒されそうなので無理でしょうか🤔)


 要するに、人間は撮り慣れていないのよね...。





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