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#06 ずっと、言いたくても言えなかったこと

私の課題。

私の課題。それは、「自己開示」だ。私は、信念はあるし、表現欲も高い。でも、目の前の人に自分のことを伝える。知ってもらう。打ち解けることが苦手だ。大学4年生の時、やっとできるようになったかなと思った時もあったけど、社会人になって全くできなくなった。これは、私の小学4年生からの課題。そう、小学3年生までの自分と、それ以降の自分が全然違うのだ。

小学3年生までの私。

小学1~3年生の私は、すごく「私らしさ全開」の時期だ。怖いものなしの子ども時代。それは好き勝手やらせてもらった。
小学1年生の時、7月くらいだったかな?ほんとに勝手に、教室で「祭り」を開いた。クラスの祭りじゃないよ。教室の窓にチラシを貼って、全校規模で開催した。会場は『1-1教室』笑。4~5人の友達とたくさん祭りの景品や出し物を準備して、当日を迎えた。祭りの開始時刻、昼休みになるとたくさんの人が祭りに来てくれた。隣のクラスはもちろん、上級生も普通にお客さんとして遊びにきてくれた。私たちはそれぞれ持ち場を振り分け、昼休み中お客さんを捌いた。お祭りは大盛況で、途中から「参加できるのは4年生まで」と入場規制までした。(今考えると、小一が上級生入場規制するってなんだよって話。笑)その時、すっごく自分の胸が高鳴ってるのがわかった。「今最高に楽しい。」小さいながら、自分やクラスの友達が誇らしかった。

友達を笑わせたい。個性爆発の小学3年生。

小学3年生は、私の個性が人生で一番爆発してた時だ。今私のことを知ってるほとんどの人はびっくりすると思うが、「人を笑わせるのが好き」だったのだ。当時の私の3大コンテンツは、「水戸黄門、サカヤさん、ジャパネットひだか」だった。小3女子とは思えないチョイス。少し紹介すると、水戸黄門は、紙とテープを駆使して水戸黄門コスプレを施し、水戸黄門のテーマ(自声ver)をバックミュージックにして闊歩するという遊び(?)だ。サカヤさんは、私が生み出したキモカワ(カワの部分は0.00001%くらいしかない)キャラクターだ。サカヤさんのイラストを書いては、「また描いてる〜」といってくる女の子を追いかけまわしていた。そしてジャパネットひだかは、「名刺を作ってみよう!」という授業でクリエィティビティを発揮しすぎた結果、ジャパネットの高田社長のパロディを展開しまくった事態だ。ほんとに、今思うとよく担任の先生が許してくれたなと思うし、この時は毎日ディズニーランドにいるレベルで楽しかった。

個性が消え去った(?)小学4年生。

ところがどっこい、小学4年生に上がったタイミングで私は一気におとなしい子になった。明確なきっかけがあったわけではないが、確かに私は小学4年生で初めて「萎縮」というものを覚えた。3年生まではずっと優しい女の先生でのびのびと育ってきた私が、初めて超絶厳しい男の先生のクラスになったのだ。今までなら、クラスで何かする時は必ず「はいはいはい〜!」って手を挙げてたのが、なぜか手を上げられなくなった。私は人に怒られるのがほんっとに苦手だから、他の人が先生に怒られてるのを見てるだけで、自分も怒られてるような感覚だった。あ、それだけじゃない。バレーボールが嫌になり始めたり、「女の子」が嫌いになり始めたのもこの頃だ。

へ、女の子が嫌いって何?

めちゃくちゃ、誤解を招く表現だと思うんですけど、多分、よく聞いてもらえると共感してもらえること多いと思うんで言わせてください。私、小学5~6年生の時、女の子がすっごい嫌いだったんです。もちろん自分も女子なんですけど、女の子特有の「派閥」とか「悪口」とか「仲間はずれ」とかが吐きそうなほど嫌いだったんです。毎日「胸糞わりいな〜」って思いながら学校に行ってた。その時からかな「りこって話しかけづらい」そんな風に周りに思われるようになったのは。その時は、「別にそれくらいがちょうどいいや」なんてかなりとんがってたけど、ちょうど自己開示が苦手になったのはその時から。思春期ってのもあると思うけど、その時自分の私服姿とか、自分が可愛い文房具を買おうとしてるとこ見られるのもめちゃくちゃ嫌だった。だし、その時印象的なのが、スカート履くのが嫌すぎて、泣いたこともあった。何が嫌って、「あの小難しそうなりこがスカート履いてる〜」って思われるのが最強に嫌だったんだ。

周りの目ばっかり気にしてた大学1~2年生。

ウォーい。中高生どうしたって感じだけど、中学・高校はここに書いてたら某魔法ファンタジーの原作ばりに長くなりそうだから飛ばさせてください。
さて、そんなこんなで自己開示の「じ」の字も無くなった私は、大学1~2年生で、大変迷走します。せっかくいろんな経験ができる大学生なのに、私はやっぱり自分の殻を破れないまま、いろんなこじらせ事件を引き起こします。本音が言えなすぎて、自分自身も何が嘘か本当かわからなくなって大好きなテニスを辞めてしまったハタチの誕生日前後。中身が空っぽすぎて、サークルとかに入ってみたくても結局愛想笑いしかできなくて疲れて撃沈。私って何もないな。毎日がただただすぎていくばかりで、気が狂いそうなくらい不安だった。

大学2年生夏、やっと自分ができ始める。

きっかけは、大学2年生の夏に受けた集中講義で、雲仙温泉の方々に出会ったことだ。年が15歳くらい離れた大の大人たちが、何者でもない私の意見や発想に耳を傾けてくれる。そして、まだ出会ってそんなに日がたってないのに、雲仙に行くといつも笑顔で「よくきたね」と迎えてくれた。そして、そんな大好きな方達と、雲仙の大自然の中で、皆さんの想いを形にした「おしゃピク」というプロダクトを作った。その時、小1で感じたのと同じ胸の高鳴りを感じた。そこから、私は人生の幅をガッと広げることができた。AltuMという学生団体にも出会えたし、コロナの中家で一人オンライン就活に励み、今の会社にも出会えた。でも、何かピースが完全にはまっていない感覚。そう、私、自分というものがちゃんとできてから、同年代とはオンラインでしか触れ合ってこなかった。それに、現状を客観的に見ると、やっと硬い殻から頭の先っちょだけでてる状態。自分はまだまだ未完全。そう思えただけでも、少し心が落ち着いたかも。

私の苦手なこと。

この際だから、ストレートに開示してみる。(これは、本気で直したいと思ってるからかきます…><)私の苦手なことは、「①仕事で関わっている人と深く関わる」こと、「②クラスの真ん中にいるだろうなって女の子と打ち解ける」こと、「③自分を曝け出すこと」だ。①は、職場での自分に圧倒的に自信がないから。ぶっちゃけ、「私なんて、仕事できないんだから黙って働け」って自分に言い聞かせて毎日働いてる。これは、残り期間で少しづつ改善したい。でも、だからこそ、できれば自分の得意なことを活かせる環境を選ぶことは大事。②は、完全に偏見。「自分らしさ」を大事にする私がこんなんじゃいけないって今ほんとに悩んでるところ。周りの目をアホほど気にしてた大学時代、トラウマがあるんです。大学1年生のとき、仲良くなったと思った女の子から、ある日から全然目を合わせてもらえなかったこと。おしゃれな私の友達には話しかけるけど、私はまるで見えてないように置き去りにされてること。私にもね、弱いとこあるんです。でも、このトラウマのせいで、ほんとは仲良くなりたいけど、仲良くなれてない、なれなかった人がたくさんいる。③は、うーん、小学4年生からずっと!笑。私、ほんとに自分を曝け出せる人ってごく少数なんですよ。なんでだろう。なんだか、「怖い」って気持ちと「恥ずかしい」って気持ちが極度に強いんですよね。自分と違うタイプだなこの人って思うと、尚更縮こまっちゃうんです。

ほんとはみんなと仲良くしたい。

そんなこんなで、今私のことを知ってる人で「りこってなんかドライだよな〜」とか、「誘いづらいな」思ってる人たくさんいると思います。
本音を言うと、いろんな人と仲良くしたいんです。どーでもいいことで笑ってられる友達大好きだし。なんなら、私一回ほんとにぶっ通しで19時に集合してから朝の5時まで話通したことあるからね。(なんのマウントなんだ。)でもね、ゴリゴリの不器用だから、お近づきになり方がわかんないんです。私も、重ったい色眼鏡を外して、愛想笑いじゃない、無理してない、ありのままの自分で話しかけらえるように、毎日少しづつ頑張るので。どうか、暖かく受け入れてあげてください。


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