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海外ドラマGood Omensで英語の勉強をしよう!#3

こんにちは!
今回は後半にあのキャラのセリフを解説していきます!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
まずはクロウリーのセリフから。

"It'd be funny if we both got it wrong"

クロウリーがエデンでアジラフェルに言ったセリフです。
字幕では、「俺もお前も間違っていたら面白いな」でした。その通りです。
It'd はIt wouldの短縮形です。
funnyは面白い。笑える。
if は「もし~なら。」
bothは両方とか、2つとも、二人とも、という意味です。
gotはget、ゲット、得る。の過去形で、得た。です。
wrongは間違った、悪い、という意味です。
It would be ~は、(もしこうだったら)~だろうな。という仮定上の話をするときか、可能性低めの~だろう。と言いたいときに使います。
wouldはwillの過去形です。willは未来の話をするときに使います。
ですが、willが過去形になったからといって、wouldを使えば過去の話になるというわけではありません。
willは過去形になっても過去の話はしません。なぜなら、
willは未来に向けて使う言葉です。未来に向けて使う言葉が過去を表すようになったら訳が分かりません。willもwouldも~だろうという意味を持ちます。willがwouldになる。現在形から過去形になる。というのは、現在と過去には距離があるように、時間的だけでなく、意味的にも距離ができます。
なので、wouldはwillより丁寧なイメージがあります。
日本でも人と距離をとろうと思ったら敬語になったりしますよね。同じです。例えば、
Would you make a cup of tea please?
ティーを作っていただけませんか?
は、Will you make a cup of tea?より丁寧です。
あと、現実から距離をとるイメージもあります。つまり、現実ではない、仮定の意味も加わります。今回のIt would beがそうです。仮定の話になります。クロウリーが言ったセリフは、
"It'd be funny if we both got it wrong"
もし僕ら二人とも間違っていたら面白いだろうな。
と、もし僕ら二人とも間違っていたら、と仮定の話をしていますよね。
他にも、
It would be nice to fly in the sky.
空を飛んだら気持ちいいだろうな。など、もし空を飛んだらという仮定の話の上で、気持ちいいだろうなと言っています。
また、will本来の意味からも距離をとっているので、wouldはwillよりも弱い~だろう。という意味になります。例えば、
It will rain.
It would rain.
どちらも雨が降るだろう。と言う意味ですが、wouldの方がwillより確率が低い感じ、自信がない感じになります。多分だけど雨が降るだろう。みたいな感じです。
さらに、I would like to ~で、~がしたいという意味になります。
I want ~と言うより大人っぽく、丁寧になる感じです。
例えば、
I would like to go to lunch with you.
あなたとランチに行きたいのだけれど。みたいな感じです。
Would you like to go to lunch?
ランチに行くのはどう?と、疑問形でも使えます。
wouldの使い方、なんとなくわかってきましたか?
一方でwillは、
I'll go out there.
僕は外に出るだろう。僕は(これから)外に出ます。
It will be fine.
大丈夫だろう。大丈夫だよ。
It will beには仮定の上での話をしている、と言うニュアンスはなく、ただ単に~だろう。という未来に向けての話となります。
wouldにはたくさんの意味がありましたよね。その分覚えるのは大変かも知ればせんが、逆を言えばそれだけ便利で、使える単語ということです。
少しづつ覚えていきましょう。
got it wrongは間違った。ですが、なぜそうなるのかというと、
gotはgetの過去形なので得た。となり、wrongは間違う、間違った~。などです。got it wrongは間違ったitを得た。になります。だから間違ったと言えるのです。
あとクロウリーはこうも言います。

"If I did the good thing and you did the bad one."

またifが出てきましたね。ifは「もし~なら」でした。
ここは字幕では省かれていました。おそらく、上とほとんど同じ意味だからです。では、あなた自身の力でこの文を読み取ってみましょう。
didはdo、~する。の過去形で、~した。
oneは、thingのことです。英語では、二回同じ単語を使うとき、二回目にoneを使って、一回目と同じ単語の意味を表すことがあります。今回はthingですね。
どうですか。この文章の意味が分かりましたでしょうか。もしわからなかったら、コメントやツイッターで聞いてください。答えます。

そしてクロウリーのセリフに対してアジラフェルはこう返します。

"No. It wouldn't be funny at all."

字幕だと、「ダメだよ。笑い事じゃない。」です。
さっきの文章たちは疑問文ではなかったのに、アジラフェルはNoと言っています。その部分が字幕の「ダメだよ」の部分です。
クロウリーが笑えるよな。って言ったのに対していや、笑えないと返しているのです。クロウリーがIt would beと言っていたためアジラフェルは
It wouldn't beと言って否定しています。
さらに、at all、意味は全く、全くもってみたいな感じです。
It wouldn't be funny at all
全く面白くなりそうにない。全く笑えない。
つまり「笑い事じゃない」です。
at allという表現は割とよく聞くので覚えておいてください。
例えば、
Have you sold any books?
本はいくつか売れた?と言う質問に対して、いや、全く。と答えたいとき、
No, not at all.
と言うことができます。せっかくなので覚えておきましょう。

"Why do you consume that? You're an angel"

これは誰のセリフかわかりますか?
正解はガブリエルのセリフです。
寿司を食べているアジラフェルのもとに現れ、挨拶早々に言ったセリフです。字幕では、「天使のくせにそんな物を食べるのか?」となっていました。言い方も相まってなんかちょっと腹立たしいですね。
consumeは消費する、です。食べ物を消費する。にも使えますし、燃料などに対しても使えます。
なぜそんなものを消費するんだ?お前は天使だろ。と言っています。
eatではなくわざわざconsumeというところや、すしをthatと言うところに、
ガブリエルと人間の食事の間に距離がある感じがします。
アジラフェルもこれを聞いて"It's sushi!"と寿司の説明をしだすほどです。
さらに、アジラフェルにお茶はどうかと聞かれ、ガブリエルはこう答えます。

"I do not sully the temple of my celestial body with gross matter"

字幕では、「聖なる体を汚すようなことはしたくない」となっています。
これは英語の意味が分かると思わずそこまで言う!?と笑ってしまいます。
ガブリエルが人間の食べ物をどう思っているが読み取れます。
まず単語の説明をします。
sullyは汚す。
temple寺とか神殿とか。神に関する建物のことです。
celestial天の、天国の、天上の、など。
grossきもい、とか、うえってなるような。
matter物質。
そんなキモい物でこの神によって作られた天上の体を汚すわけにはいかない。と言っているわけですね。
gross matterは結構な悪口です。うえってなるものをイメージしてください。ガブリエルは人間の食事をそんな風に見ているんですね。
むしろ、そんなにひどく見える!?と笑えてきます。
ですがこれがアジラフェルやクロウリー以外の天使や悪魔の普通の感覚なのでしょうか。だとすると、アジラフェルとクロウリーは本当に異質な存在なんだなって感じがしますね。尊い。
アジラフェルも諦めたのか、"Obviously"と言っています。字幕では省かれていました。意味は明らかに。ですが、明らかに、明白にそうだね。と同調する感じで言っています。ちなみにObviouslyはイギリスの人めっちゃ使うので覚えておいてください。Good Omensでもすごい出てきてます。

"So has Crowley"

これもガブリエルのセリフです。
クロウリーに悟られないように彼を見張るんだぞ。とガブリエルが言い、
アジラフェルが、よくわかってる。地球が始まったときからここにいるんだ。"I do know, yes. I've been on Earth doing this since the beginning."
と言ったあと、ガブリエルが言ったのが、"So has Crowley"です。
これは、soに、Crowley hasをひっくり返したhas Crowleyを付けたものです。意味はクロウリーもね。つまり、アジラフェルが始まりからずっと地球にいるのと同じようにクロウリーもずっと地球にいるだろ。ずっと地球にいるのはお前だけじゃないだろ。とガブリエルは言ったわけです。
字幕からは省かれていました。
So be someoneでsomeoneも。これは便利な表現です。この機会に覚えてしまいましょう。
ガブリエルが言ったセリフがSo has Crowleyなのは、アジラフェルの
"I've been on Earth doing this since the beginning"
の主語がCrowleyになると、haveがhasになるからですね。
他にも、
You are so smart.
あなたはとても賢いね。
So are you.
あなたもね。
みたいな感じです。you tooと一緒です。

どうでしたか?今回はガブリエルがどんな人物なのかちょっとわかったのではないでしょうか。
良い意味で嫌な上司って感じがしますよね。ちょっと腹は立ちますが嫌いではありません。
あなたはどうですか?もしよかったらコメントで教えてください!
では、これで終わります。ぶる~ぬでした!

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