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セリフから読み解くGood Omens#6

こんにちは!
最近善き人を見に行ったり、Docter who 2を見始めたりと、David Tennantさんづくしの毎日を送っているぶる~ぬです。
今回も字幕では拾いきれなかったであろうGood Omensの内容を
英語のセリフから拾っていきたいと思います。
2話の最初の方から始まります。

"I do hope the man from the electric isn't going to be upset again"

幼き頃のニュートンが停電を起こした時にお母さんが言ったセリフです。「電気屋さんが”また”怒ってないことをほんとに願うわ。」と言っています。字幕では「電力会社に怒られるかも」となっていました。
again、また、もう一度と言っていることから、この時のニュートンの停電は初めて起こしたものではないことがわかります。
つまり、子供の時から既に何回も停電を起こしていたということがわかるセリフであるということです。ニュートン、恐ろしいですね。

Matthew Hopkins

売店でシャドウェルさんとニュートンが話しているときにシャドウェルさんが昔は魔女狩り軍は尊敬されていた。と話した後に出る名前です。
字幕では省かれていましたが、シャドウェルさんはこの人を目標に魔女狩り軍曹として活動しているのではないかと思ったので、紹介しておきます。

Wikipediaによるとこの人は1644年から1646年にかけて「魔女狩り将軍」を自称して魔女狩りを行い、およそ300人もの無実の人々を魔女に仕立て上げて処刑し、多額の収益を得た人です。
このマシュー・ホプキンスが魔女狩りを行なう際、地元住民から大金を徴税していたとする記録もあり、彼が魔女狩り業務に従事していた3年弱の間に稼いだ金額は数百ポンドとも1000ポンドとも伝えられるそうです。
今の1000ポンドは日本円で1800万円ぐらいです。
時代が違うのでお金の価値も前後すると思います。
これよりももっと稼いでいたかもしれません。
魔女を見つける方法もひどいものでした。
彼は貧しく教養がない、あるいは友人が少ないといった特徴のある者を選んで魔女に仕立て上げていました。
また、隣近所との交際も乏しい孤立した人は、代償として犬や猫などのペットを飼っていることが多いため、それを使い魔であるとでっち上げて魔女の証拠にする場合もあった。とのことです。
他にもありますが省きます。Wikipediaに書いてありますので詳しく知りたい方はお読みください。

この後字幕では「魔女を見つければ9ペンスの報酬を得られた」とありますが、正確には
"He used to charge each town and village ninepence for every witch he found.
And they paid."
マシュー・ホプキンスは魔女を見つけるたびに街や村に9ペンス請求していた。そして街や村の人は払ったんだ。
と言っています。
街や村の人、払っちゃうんですね。それぐらい魔女狩りが正当化されていたということです。当時はそんな時代だった。魔女狩りは正しいことだったんだ。とシャドウェルさんは言いたかったのでしょうね。
シャドウェルさんは過去の栄光の時代を語るかのようにマシュー・ホプキンスの名前を出していたので、もしかしたらこの人の影響を受けて魔女狩り軍曹を名乗っているのかもしれません。
ニュートンにお金を借りたり、おつりをそのままポケットにしまっちゃうあたり、金欠であることが見て取れます。魔女狩り業がうまくいっていないのでしょうね。なんだかほっとします。人が金欠でほっとするのは初めてです。

シャドウェル軍曹の新聞

シャドウェル軍曹がニュートンに手渡した新聞にはたくさんの小ネタがあります。
このGoodOmensのファンによって作られているサイトに詳しく書かれていますので紹介します。

まずシャドウェル軍曹の広告の右に書かれている記事は、テリーの帽子とスカーフが書店の近くで無くなった。見つけた人は連絡を。という記事です。
このテリーさんは、Good Omensの原作を書いたテリープラチェットさんのことです。記事に出てきているRobさんはテリーさんの仕事仲間兼良き友人だそうです。最後に書かれているGOはおそらくGood OmensのGO、そして28.04はテリーさんの誕生日だそうです。
そしてなんとその帽子とスカーフ、1話のアジラフェルの書店の中に出てきています。アジラフェルが拾っていたんですね。

ファンサイトにはドラマの画面では映っていない新聞の左側の写真があります。そこに載っている記事は、
木曜の読書会が来週に延期になった。
"Neverwhere"を読み終えておくこと。
来週のreader、読む人(リーダーのleaderとかかっている?)はNeil G.
ニール・ゲイマンさんのことでしょう。
あとは予定変更によって不都合が生じていたら申し訳ありません。新しいreaderはいつでもウェルカムです。などが書かれています。
最後の10.11はニール・ゲイマンさんの誕生日だそうです。
ほかにもこのサイトにはいろんなことが載っていますので、ぜひチェックしておくことをおすすめします。

"He had heard about talking to plants in the early '70s, and thought it an excellent idea."

クロウリーのハウスプラントについての神の説明です。
「クロウリーは1970年代初めに植物に話しかけることを耳にした。
そしてそれを彼はエクセレントなアイデアだと思った。」
と言っています。
字幕では、「”植物に話しかけるといい”と知り実践することにしました」とありました。
字幕ではシンプルに書かれていましたが、
植物に話しかけるという行為を知ったクロウリーが、
それはエクセレントなアイデアだ!と思って実践している
というのが個人的になんかいいなと思ったので紹介しました。

今回はここまでにしようと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは、ぶる~ぬでした!

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