夜景
夜の高速を走らせ家路に向かうと真っ暗な景色から急に切り取られた様な高層ビルの並びが見える。
我が家のある街だーと少しホッとする。
我が家はそんな高層ビルの中の24階...。
なわけが無く そのビル街から後15分くらい車を走らせた古い住民が住む住宅街の古い一軒家。
ビル街が見えたら高速の出口は近い。
降りてすぐ繋がる混んだ国道をズイズイっと車の列に並んで入れてもらい 御礼のハザードを光らせたら すぐにその国道も降りて我が家へ向かって走らせる。
細い道を走りながら 少しだけ緊張を緩めて 高速で張り詰めた意識を少しずつリセットするよう。
高速を走りながら考えた仕事の事や自分の事をなんとなくぼんやりとまとめ上げた頃家に着く。
そんなにロマンティストじゃないつもりだけど
あの夜景は好きだ。
助手席に載せて貰えるなら写メを撮りたいけど
多分動いているから 目に入るものほど綺麗には切り取れないんじゃ無いかな。
小さい頃から よく父の乗せてもらった車から見る高速の夜景も好きだった。
いつか隣はこのおっさんじゃ無く 素敵な彼氏...。
そんなことも少しだけ妄想しつつ ずっと夜景から目が離せなかった。
そして今も 載せてくれる様な人がおらず 1人で仕事に必要な範囲で走らせる。
あのビルの光の中に一つ一つ生活があり いつも想像するのは家族団欒の構図。
想像の光の中身は必ず幸せな笑顔溢れる生活。
マッチ売りの少女か。💨
と自嘲しながら車を走らせる。
後何回 好きな夜景に巡り合えるかな?
東京湾の夜景も好きだし
横浜の夜景も好き。
高速を走る車のライトの夜景も好きだし
なんなら 盆踊りの提灯の夜景も好きです。
踊りましょうか?東京音頭でも。
ハッピーハロウィン🎃に全然検討違いな事を書いてしまいました。(笑)