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2024年3月24日

2024/03/24 10:23

変身を遂げた。昨日の話。
約半年ぶりに髪の色を変えた、いや戻したと言うべきか、ともかく色が変わった。
脱色して色を入れてその色が綺麗に抜けてを繰り返すのだが、色が抜けた状態の時間が長いため周囲も私自身もその色に慣れている。
今回(も)入れた色はブルーブラック。遠目には黒色に見えるし、元々の落ち着いた金髪からこの色に変わるとそれはもう変身。大変身だ。

初めて髪の色を変えたのは28才の頃。
それまで染髪したことはなかったが憧れは強かった。
しかしいざ自分がするとなると尻込みしてしまう。
その日も普通のカットだけのつもりで美容院に行ったのだが、鏡の前に座るとつい勢いで「今日髪を染めたいです」と口走っていた。いける気がしたのだ。

そこからは美容師さんが手際よく作業を進めてくれる。
お菓子作りで見かける泡立て器のようなもので謎の匂いを放つ物体をかき混ぜている。
これを髪に塗りつけて色を抜くんだな。知ってる知ってる。
結構しっかり塗り込むんだな。丁寧だが力強く髪に塗布していく。
おや、頭皮が痛い。塗布するときに櫛が当たるのか。
いや違う。燃えるような剥がれるような痛みが。知らない知らない。
勇気を出して聞いてみることにした。

あのぉめっちゃ痛いんですが。

あぁ、ブリーチは結構痛いんですよ。慣れますよ。

これ頭の中身出てませんか?

まだ大丈夫です。

・・・まだ?

あの綺麗な緑髪のお姉さんも。
短髪赤髪パンクロックなお兄さんも。
ヤンキー座りが上手なやんちゃな金髪同級生も。
みんなこの痛みに耐えていたのか。
この痛みを乗り越えてこそ初めて手に入る新しい髪色。
これが変身の儀式。通過儀礼。

この痛みをどうして誰も教えてくれなかったのか。

2024/03/24 10:38

書きたいことが山ほどあるが、タイマーに止められたので今日はおしまい。

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