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北八ヶ岳散策

諏訪湖夜景

涼しさを求めて、夜な夜な信州へ。
金曜日の終業後に自宅を出発。中央自動車道諏訪湖サービスエリアで仮眠。翌朝4時に麦草峠駐車場へ移動。諏訪湖に立ち寄ることなく、麦草峠までストレートで行くことも考えていたが、睡魔に襲われ敢えなく撃沈。
諏訪湖の夜景は美しかった。

麦草峠を拠点に、丸山から高見石へ縦走し、白駒池に下りて池を周回し、白駒の奥庭を経由して麦草峠に戻るというのが今回の計画。登山届はweb(Compass)で提出したが、車を停めた麦草峠駐車場ではソフトバンク4Gは今一つ繋がりが悪く、少し離れた麦草ヒュッテまで行くと送信できた。

麦草ヒュッテ・青空に映えますな
行きは右、帰りは左から・・・

麦草ヒュッテから左右に広がるお花畑を過ぎると分岐に差し掛かる。左は白駒池(帰りに利用)、右は茶臼山・五辻、正面は目的地の丸山・高見石である。

「苔の森」ですから
「苔の森」

苔の森ではあるがジメジメした空気はなく、カラッとしていた。5年前にも「丸山の森」に入ったが、その時は雨上がりということもあって湿度が高く、足元も泥濘んで歩くのも難儀した記憶がある。

「丸山の森」
根っこの森
丸山登頂

いつもながら、山頂前の登りはキツイ。ヒーフー言って丸山登頂。苦労の甲斐なくというか、残念ながら展望はございません。

丸山2329.9mの看板

丸山から高見石小屋へ向かうが、大の苦手な岩場の下りである。下りながら「そういえばこうだったっけ」と過去の記憶を思い起こす。木の幹や笹の茎に支えられながら下りる。手袋を着けていないがそんなことな気にしていられない。安全確保という大義名分のため掴めるモノは掴ませてもらう。

高見石小屋
小屋前の石にムツアカネ?

高見石に登るのは止めた。晴れていて展望は良さそうだったが止めた。高見石小屋の揚げパンも開店前のようで諦めた。

木道付替中

高見石小屋からは丸山方面の分岐に戻り傾斜の緩やかなルートで下りた。このルートでは木道の付替工事が数ヶ所で行われていた。木道となる板が無造作に置かれているが、メンテナンスをされている方々が担ぎ上げたのではないかと思う。そう思うと感謝しかない。

途中、高見石小屋へ向かう若い歩荷さんと擦れ違った際に、失礼ながら「(背負っているのは)50kgぐらいですか?」と尋ねたら「70kgです」と返された。こういった労力に「登山」は支えられている。

白駒荘

白駒池に下りて東屋で一服した後、再スタート。数年前に火事で消失した白駒荘の新館がオシャレになって復活していた。立ち止まって池を眺めることができる場所は白駒荘手前の東屋ぐらい。

白駒池

紅葉の季節に来よう(シャレではない)と思いながら、なかなか来れない。1周40分ほどの白駒池。白駒荘からはワンウエイで反時計回りで歩く。

もののけの森
青苔荘

青苔荘を通過。「生ビール」の誘惑に負けそうになる。青苔荘では2年前に野営(テント泊)したことがある。何よりトイレの美しさには驚いた。

「白駒の奥庭」を経由して麦草ヒュッテへ。麦草ヒュッテ前のお花畑には夏の花。

ヤマハハコ
ハクサンフウロ
オヤマリンドウ

他にノコンギク、ミヤマアキノキリンソウ、ワレモコウを確認。

麦草峠駐車場はトイレ(有料)もあるし、無料で駐車できるため次々と車がやってくる。ザックや登山靴などをなるべく素早く車に積み込んで出発したいところだが、一服もしたい。。メルヘン街道を茅野市寄りに少し下ったところに展望塔があり、台数は多く止められないが駐車場が2か所にある。ここの駐車場が空いていたので、一息つかせてもらって帰途(といっても諏訪泊だが)についた。
因みに、麦草峠駐車場から佐久穂町方面に少し進んだところに「白駒の池入り口有料駐車場」があるが、文字通り有料(普通車終日600円)の駐車場である。

山行日:2023年9月2日


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