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初心者のお仕立て。注意事項

 こんにちは〜😊青野です。

 着物初心者のころ、襦袢を仕立てるだけでもとても勇気が必要でした。YouTubeをメモしながら見たり、本を読んで研究しましたが、まだまだ、初心者には謎が多いです。

1、センチと鯨尺

この物差しは、上の段が鯨尺で、下の段がセンチメートルになっています。

わかりにくいかもしれませんが、1寸は、3センチ8ミリなんです。1寸が4センチだと良かったのですが、、。😅

和裁士さんは、お客さんの理想の着姿を追求するべく、特別な換算表や計算で、日夜研鑽して、出来上がり寸法や、断ち切り寸法を出してくれます。
 和裁士さんは、ほぼ鯨尺でお仕立てすると思うので、センチメートルでお願いしても、1ミリ2ミリの誤差は出る。ということを頭の片隅に記憶していただけるといいですね。

 あと、布の性質が伸び縮みすることもあるのでミリでの指定はほぼ無理だと思います。
(出来ます!と言う和裁士さん、いたらごめんなさいm(_ _)m)

 とくに裄の場合は、私は、普段着の着物なら67センチ、礼装なら68センチと思ってますが、67,1でお願いします。とは言わないです。

 和裁士さんの常識は、鯨尺。お客さんはセンチメートルの世界で生きています。なかなか埋まらない溝ですが、ミリ単位の注文は難しい。と覚えていただければ、良いと思います。

 こう言うことって、和裁士さんからは、いいづらいですよね。誰が、良い悪いのではなくて、ちょっとした知識の差なんですよね。 

2,鯨尺と曲尺
 私は、鯨尺は着物。曲尺は大工さんが使うものと思ってました。
でも、違うのですね。現代でも青森の一部の呉服屋さんでは、曲尺で着物を仕立てるというのをYouTubeで拝見し、驚きました。

着物お手入れチャンネル~アンティーク着物
採寸問題 尺貫法の話を深堀り(鯨尺・曲がり尺・メートル法)

を見てください。
曲尺だと、だいぶん小さいサイズの着物ができてしまうと思うのです。
私は、初めて聞く話だったので、被害にあったことはありませんが、青森に住んでいる方でお仕立てをされるかたは、念のため、呉服店で、

「採寸は、鯨尺ですか?曲尺ですか?」
って、聞いてみるといいかもしれません。
聞くは、一時の恥。聞かぬは一生の恥。っていいますしね。

 大事な行事のための(例えば結婚式とか)着物なのに、つんつるてんだと、最悪ですよね。そんなことがないように。青野が心配性かもしれませんが念のため。用心してください。

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