立ち止まる勇気
こんにちは。青野です。
新学期がやってきましたね。そして、お子さんがいる親御さんは、PTAのこと、役員決めどうしようか?と気が重たいのではないでしょうか?
PTAに対しての、構造的な問題点と個人的体験、そして個人的な解決法を書いていきたいと思います。個人的体験では、実際に起きたネガティブなことや人のことに関して書くので一部有料にしますが、(自分の子どもを守れて良かった話。)8割は無料です。
まず、PTAという存在が、なぜ問題なのか、忌みきらわれるのかというと、任意といいながらほぼ強制であることです。
私の子どもが通っていた小学校では、「一人一役制度」というものがありました。そこで、なにか一つはやってください。というシステムでした。
活動そのものは、悪いものとはいえないのですが、長い年月を経て役割が自然に増えていく傾向があります。
例えば、地域委員というものがありますが、最初は3つだったものが10年ぐらいたつと5つになっています。
地域委員
1,朝の交通安全、旗振り当番を決める(旗振りは一般の保護者)
2,昼間の地域パトロールの割り振りを決める(パトロールは一般の保護者)
3,地域委員会の出席
増えたもの
4,町内会の防犯委員との会議
5,町内パトロールのプレート管理
地域委員に関しては、子どもが犠牲になる事件があるたびに、PTAの活動が増えていく傾向があると思っています。
2,昼間の地域パトロールなどその典型ですが、二人一組で昼間の学区をまわるのですが、まず、不審者には出会いません。こどもを守る観点から見直すとすれば、登下校を歩いて一緒にするほうが、合理的です。
問題その2
子どもたちの通っていた学校では、教育熱心な保護者の方が多く、役員もすんなり決まるクラスが多かったです。
しかし、口々にママさんたちが嫌がるのは、役を引き受けることで、上部組織の役員になる可能性が出てくることです。
具体的にいうと、
クラスの学級代表委員になる→学年代表→学校PTA役員→区PTA→市PTA
などと、出世したくない出世魚になってしまう可能性があるということです。しかも、円満で温厚でリーダーシップのあるいい人ほど、適役になってしまいます。
私は、自分の子どもが通っている学校に関しては、かかわりをもつことは、いいことだと思うのですが、ボランティアで区や市の上部組織の運営まで関わる構造は、なくてもいいと思ってます。
上部組織での研修会などがありますが、みんなが必要だから行くというよりは、○○先生に失礼がないように、なるべく人を呼びましょう。などという圧力もあり、本末転倒です。今は、無料の役に立つ動画などもあるので、幼い下の子を留守番させてそのような会に行くことは、どうかと思います。
今まで、PTA会長や上部組織を担ってくれた方々には、本当に感謝しています。その方たちを批判するものではありません。
やはり、戦後できたPTAという仕組みを一度、立ち止まって、ゼロベースから見直す時期が来たのではないのでしょうか?
コロナ禍で、亡くなった方、大変な思いをした方がいたのは残念ですが、学校行事もキャンセルされたなかで、PTAの役割が、本当は誰のために何をするべきか、考えるいい機会になったと思います。
私個人としては、下の子の時に、学級委員や研修委員など、負担をなるべく減らすように工夫してやりました。学級委員の懇談会は、外部会場のランチをやめて、学校の会議室でお茶菓子とペットボトルだけ用意する形に簡略化しました。小さいお子さんがいる人も、参加しやすい。と好評でした。
研修委員は、委員長になってもいいけれど、現金は(暗算が苦手)なので、受付は絶対に嫌。というと、銀行にお勤めの経験のあるママさんが喜んで引き受けてくれました。良い経験ができて、楽しかったです。
今は、とにかく少子化で、若いママさんパパさんは、職場でも重要なポジションにいたり、仕事が忙しかったりします。そして、親の介護や自分自身の健康不安などを抱えている場合もあります。白いご飯を炊くのも、辛いといった人に、義務だからと押し付けるのは、悲しいことです。
こどもにとって、いいことです。といわれると、やりたくありません。と意思表示するのは、かなり厳しいです。PTAは、基本的に膨張する善意なのです。
もうそろそろ、膨張した善意を、一度ゼロにもどして、本当にこどもにとって、親にとって何が必要で何が不要か、考える時期がきたのだと思います。
ここまで、PTAのありかたに懐疑的な意見を出してきましたが、親は学校に無関心、まったく行かないというのは、良くないと考えています。
と言うのも、
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