見出し画像

交渉する勇気 2

こんにちは〜😊青野です。

 先日、インスタで、東京和服裁縫協同組合が、宣言を出しました。

着物の加工料金 袷小紋50,000円

を打ち出しました。
袷と言う着物は、裏地がある着物のことで、小紋とは、ざっくり説明すると全体に均等に模様が入っている着物、あるいは反物を指します。

 私は、1年間和裁を習いましたが、楽しいけど、大変でした。私が不器用なこともあり、浴衣を完成させるのに、1年もかかってしまいました。

 まず、針を正しく持つ、運針をする。糸目を均等に真っ直ぐに縫う。まず、そこが難しい。地道なトレーニングをコツコツとしなければ、美しい着物はできません。

 もう、袷は、必要な時が来たら、先生にお願いしようと思ってます。私は、単衣が精一杯です😅

以前、Twitterを見ていたときに、家庭和裁を馬鹿にしたコメントがありました。彼の言わんこともわかる部分もあるのですが、家庭和裁も出来ない人間が増えてしまったから、職業和裁も分からなくなったとも、言えると思うのです。(私の通うお教室は、家庭和裁ではありませんが。)

 残念なことではありますが、和裁が一般人から遠くなりすぎたのです。

 最近の、物価高は、和裁士さんも逃れることは出来ないです。糸、胴裏、麻の材料は値上がりしています。

 和裁士さんは、和裁コテと言う、特殊なアイロンを使いますが、電気代もかかり、電気代も高騰しています。

 和裁士さんは、長年の修行をして、やっと他人の着物を縫えるようになるのです。

 先日、手芸店で、フルオーダーのワンピースが9万円の工賃でした。(布、材料代は別)
着物だって、フルオーダーだと認識していたた5万円は妥当ですよね。

 正直に言うと、私を含め、庶民は5万円は、安い買い物ではありません。でも、職人さんが、清掃のお仕事や介護の仕事に転職したら、誰が着物を縫うのでしょう?

 着物を世界遺産にするまえに、もっとやるべきことが、あるのでは?
呉服屋さんが、直接関わっている職人さんを泣かせて、いっとき得をしても、縫ってくれる職人さんがいなければ、日本の伝統といっても風前の灯火でしょう。

 職人さん達は、負けないで、呉服屋さんと交渉して下さい。

それでは、また〜😊


この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?