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 メールなど無かった頃、ラジオ番組への投稿はハガキのみ。いつの時代も常連はいるもので、そこから生まれた言葉が「ハガキ職人」

 職人とはよく言ったモノで、メールと違いスペースが限られている為、その中にいかに起承転結を書くかが職人技だったんですな。そしてその要がハガキとボールペン。特にボールペンは使い易さ云々があり、いろいろ試したものでした。

 話は変わり、小学生の図画工作で必要なのが色鉛筆。そんな時、新発売されたのがサクラのクーピーペンシルでした。当時、クラスの殆どがクーピーペンシルを買っていましたが、相場は12色。ちょい気の利いた奴でも18色。ウチはと言えば、母が服飾デザイン関係の仕事だった為か、無条件で36色を与えてくれました。さすがにそんなもん持っている奴もおらず「あいつはどんな絵を描くんだ」という周りからのプレッシャーもあったりして……しかしながら、カバンからはみ出る36色のクーピーペンシルは自慢であり、今さらながら母上に感謝であります。

 ラジオ投稿もFAX→メールとなりハガキとボールペンの出番も無くなりましたが、今どきの発色の良いカラフルなボールペンを駆使してラジオ投稿したら、また何か新しいものが生まれるかもしれませんな。

 

 

 

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