ミュージシャン②鬼束ちひろ~22

で、結局まだ書いてます(笑)。「ヒナギク」の後は配信限定シングルが中心になるので、どう取り上げていったらいいのか迷うところですが、その後の配信シングルの方がいいだろう、と思います。

普通なら「 書きかけの手紙」のような気がしますが、ここは敢えて「End of the world」に行きたいと思います。

というのも、「ヒナギク」より「夏の罪」や「good bye my love」に近いからです。

使用しているコードも「good bye my love」よりも多く、ドミナントモーションもあり、かつⅢを使用しています。

Ⅲが不思議か、と言われると字面上は確かにそうで、実際の和声法でのⅢはポピュラーで言うⅢmですから(笑)。

鬼束ちひろさんの曲でもたまにはⅢmは出てくるんですよ。でもメジャーコードとしてのⅢが使われたことは自分の知っている範囲ではありません。

やはりダークなイメージが強いので、平行調のドミナントであるⅢを使用すると、短調感が出てしまい、更に救いようが無くなるからでしょう。

その上普通にツーファイブ進行すら出てきます。

ただこの曲、全然そういう印象はないんですよ。タイトルこそ「らしい」曲ですが、曲自体は「シンドローム」の収録曲に近いと思います。

歌詞も前向きなんですよ。だからこういう曲になったのかもしれないけど。

「End of the world」というタイトルだと、いかにも「鬼束ちひろ」然として、本当に世界の終わる曲を書いたかのように捉えられやすいでしょうから損をしているのかもしれませんが、むしろ後に残るのは「幸福感」です。

まあ単純な「幸福」じゃないけど。

まあはっきり言ってこの記事書くまでこの曲、聴いたこと無かったんですよね(笑)。

こんな記事でも書いてて良かった(笑)。




ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。