作曲・編曲71

今日はこれまでのテーマは一旦中断したいと思います。

「天才・秀才」を書いていく中で思いついたのですが。

そのきっかけについては、後日改めて書きたいと思います。

最近Uruさんの「奇蹟」を良く聴くんですよ。で、どこかで聴いたような懐かしさを感じるアレンジだと感じました。

で、調べてみたらやはり冨田恵一さんでした。

明らかにMISIAさんの「Everything」や中島美嘉さんの「STRAS」と同一人物のアレンジなんですよね(笑)。

頻繁なコードチェンジやストリングスの入れ方とかがそっくりですからね。

頻繁なコードチェンジは冨田恵一さんの代名詞のようなもので、それだけで同じ方のアレンジと分かってしまう位特徴的なものでしょう。

ただキリンジの「エイリアンズ」、少し色合いが違うような気がしたので、こういうアレンジしか出来ない方ではない、と感じて、調べてみたんですよ。

で見てみたら凄いんですね。平井堅さんの「キャンバス」もそうでしたが、「奇蹟」とも「エイリアンズ」とも全く違ったアレンジですから。

Wikipediaで代表作が出ているだけ小林武史さんより分かりやすいし(笑)。

で「キャンバス」、また聴いてみたんですよ。

そしたらストリングスの入れ方、やはり冨田恵一さんでした(汗)。

違ったアレンジのように聴こえていたのは何故か、聴いても聴いても分かりません。頻繁なコートチェンジといい、何度聴いても、やはり同じ方のアレンジ。

で気になったので「エイリアンズ」も聴いてみたんですよ。でもやはりこれは違っていました。コードチェンジは頻繁でしたが(笑)。

で理由を考えるとやはりストリングスに行き着くんですよね。

冨田恵一さん、ストリングスの入れ方に特徴があるんですよ。で、「エイアンズではストリングスを使わず、ホーンを使っているのでアレンジの共通性が低くなる。

ストリングスは得意なんだろうし、使い方も上手いし、安定感もあるのだけれど、多分センスでやっているんだと思います。

何となく出来ちゃう、そんな感じなんだと思います。だから入れ方が似てしまうし、これこそが「天才の罠」と言っていいと思います。

ただ、この辺は難しい部分もあって、「あのストリングス」という風にリクエストされて作っている可能性もあります。

どうしても「聴き手が望むもの」を制作させたがりますからね。そういう意味では「聴き手」というのは危険な存在でもあるんですよ。どうしても固定観念的なものを求めてしまう可能性が強く、そこに合わせて作らざるを得ない、ということはあるかもしれません。

ともかく他の部分は違っているからこそ「エイリアンズ」は異質な曲に聴こえる訳で、優れた編曲者であることは言うまでもありませんが。

ただ「奇蹟」を聴くとどこか懐かしいような印象を受けるのは、過去の冨田恵一さんの作品を聴いているからなんだと思います。

何かこう書いていると冨田恵一さんのストリングスに対して批判的なようにとられるかもしれませんが、そんなことはありません。

やはりあのストリングス、いいですから。






ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。