DTM109

昨日は技術の発達と共に音楽が理論通りに作られ、固定化してしまうことの危険性について書きました。

ただ、今のところは「DTMer」、そこまで理論通りに作っているかと言うとそうでもないような気がします。

むしろこれまでのミュージシャンの方がその危険性は高いのかもしれません。

メロ先行で制作した曲、理論通りになっていることって実は多いんですよ。

理論とか知らなくても、経験的にそうなってしまうことが多い。

やはり聴きなれたものは心地よいのでしょう。

実際過去にプロデュースした作品に、音楽理論を知らない方がメロ先行で作った曲を聴いた時、驚かされたことがあります。

というのも、そのまんま循環コードが当てはまるメロになっていたからです。

やはり音楽というものは先行している作品というものがあって、どうしてもその影響下からは逃れられない。

自分自身、曲先の場合、コード進行から作る場合がほとんどですが、たまたまメロを思いついて制作した曲が一曲だけありますが、連続強進行の曲になってました(笑)。

音楽理論を知っていてもそんなものです。

実は人間の感性っていい加減なもので、オリジナルであるはすのものが容易に模倣になってしまう。

コード進行から作るのも、その罠に落ちないためです。

むしろ切ったり貼ったりする方が「感性」で作る曲より新しい要素を持っているかもしれません。

そういう意味ではDTMerには結構期待しているんですよ。

まあそういう方はほんの一握りだとは思いますが。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。