苦手③

この方たちを苦手、というのも、結構ハードルが高いかもしれません。

今日の苦手はB’zです。

本当に好きな方は好きですからね。

自分にはどの曲も同じにしか聴こえません。唯一好きなのは「Calling」ぐらいかと。

松本さんの書く曲が悪いとは思わないんですよ。Mステのテーマは割と好きだし、「Real Face」も結構好きな曲です。

で稲葉さんの歌が嫌いな訳でもなく、それほど聴いた訳ではありませんが、ソロの曲を聴くとB’zとは違った感じがあって、悪くないと思います。

ただ松本さんのギターと稲葉さんの声が重なると、またかよ、と感じてしまうんですよ。

恐らくそれこそがB’zの個性であり、だからこそあれだけ熱狂的なファンが多いんだと思います。

ただ、そういった「個性」は一方で「紋切型」になりやすい危険性を孕んでおり、ミュージシャンにとっては微妙な部分だと思います。

これが少なすぎると「個性のないミュージシャン」になりますし、あり過ぎると逆に「同じようなイメージの曲なかり」になるからです。

当然これには聴き手の問題ということもあって、その個性がどう捉えられるかによって、どの辺の塩梅がいいかは変わってきます。

B’zのファンがやはりあのような音を求めている、という側面も実は大きくて、だからこそああいった作品を制作している、ということもあるんだと思います。

もちろんご本人達もその音を気に入っているからこそ、B’zの作品は成り立っている訳で、言葉は悪いですが、これは一種の「共犯関係」にあるのだと思います。

もちろんそういう部分がないと音楽って出来ないものなので、必要なものであることは言うまでもありません。

何度も書いていますが、聴き手あっての音楽ですから。

ただ、その辺のバランスの取り方によって、レンジの広さと深さの関係が決まってくるのかと考えています。

B’zのような音楽性、というのはどちらかというと、コアなファンとの関係を意識しているものだ、という気がしています。

もちろんそのコアの部分が大きいからこそ、あれだけ人気のあるミュージシャンになっているんだと思います。

これはいい悪いの問題ではなく、スタンスの取り方の問題なんだと思います。

たまたま自分がそこにヒットしなかっただけで、音楽というのはそういうものだと感じています。

自分ってみんなで一緒盛り上がるのとかって嫌いなんですよね。みんなで一緒に「ウ・ル・ト・ラ・ソール!」って叫びたくないので(笑)。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。