作曲・編曲114

今日は予告通りBurt Bacharach繋がりでこの曲、「Arthur's Theme (Best That You Can Do)」を取り上げたいと思います。

やはり尺も短くて実質3分台でしょう。ただ何と言っても最初の強進行が代名詞的になっている曲ですよね。

松任谷由実さんの「ノーサイド」がパクリのように言われていますが、連続強進行だと似てしまうのは当たり前、というより連続強進行はどこかで回収しなくてはならないから(ずっと続けると調性から外れる)、その回収の仕方が違うので全然似た曲ではない。

後前にも書きましたが、「ノーサイド」はイントロの後半で全然別の曲になっている。

自分の曲でも次に公開予定の曲、結構「ニューヨーク・シティ・セレナーデ?」って聴かれましたからね(笑)。

定型的なコード進行、しかもそれほど多用するコード進行ではないからどうしてもそう言われてしまう、これは致し方ないことです。むしろ定型的なコード進行だと曲の数が多いからそうは言われない。

だから「Arthur's Theme」のようにあるコード進行を使った「代表曲」が出来てしまうと、みんな「パクリ」と言われるようになる。

まあ世の中の曲なんて、先行作品があってこそ存在するものであり、明らかに特徴的かつ同じコード進行でもない限り、そこまで目くじらを立ててもしょうがないように思えるのですが、この現象から逃れるのは難しい。

明日は他の曲でこの事例について見ていきたいと思います。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。