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五十六式で頼みます(再掲)

久しぶりの派遣社員生活。
この杞憂な時期がハッピーになるかドツボにハマるかの決め手は教育係だ。

長年派遣社員をしていたから任期が来れば引継ぎも行って来た。これは就業形態に拘らず必ず発生することだ。
毎度手製のマニュアルも用意した上で、胸に秘めていたのは山本五十六様の名言。

やってみせ、
言って聞かせて、
させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ


いきなり「コレで!よろしく」なんて言われたってパニック必須。
初めてだから不安もある。
私は毎回下記の方法を取っている。

・まずは一通り自分の仕事の流れを見せる。
・仕事の内容と必要性の背景を伝える。
・見守りながら実際に作業をしてもらう。
・出来た事や質問点に対し褒める。

なので引継ぎ期間は長めに設定してもらう。
募集要項に「引継ぎ期間あり」と記載があると私も安心するからだ。

なんでこんな話題かと言うと、今迄引継ぎされましたか?って感じの状態だからだ。
この流れは当たり前と思っていたが、どうやらマイルールだったと気付かされた。

離職率が高いと引継ぎ頻度も並行するので、意外とマニュアルとか完備されていたりするが、逆に低いと教える機会が無いから分からないのかなとなる。(まぁそれだけ素晴らしい職場なのだろう)

派遣社員は即戦力なので効率よく内容を把握して行かなければならない。
だが、リモートワークも増えて直接聞けないのはもどかしい。
それを払拭出来るような体制を整えて貰いたいし、高い金を払って人を雇うのは無駄ではなかろうか。

あとは質問しやすい環境作り。
「遠慮せずに何でも聞いて」と言っても遠慮するのが日本人。
そして必ず「何度もすみません」と謝る。

いやいやいや、こちらは覚えて頂いてるのだから謝るなんて逆に説明が至らず申し訳ない!って思うし、聞きづらいオーラだしてすまないと言う。

前職で引継ぎをした際も毎回謝るものだから、「謝罪はやめい!」と言ったもんだ。
それだけ言える信頼関係が築けたのも良かった。

しかし私は今、聞けない人になっているのは確かだ。どうしたら良いものか。
社内システムなんか会社事の独自仕様で長年働いている方は当たり前だけど、よそ者は初めてコーラ瓶を見たブッシュマン状態なのだ。

でもここで投げる訳には行かない。
とりあえず自分なりに模索しながら頑張ろう。褒められたら頑張れる子なんで( • ̀ω•́  )✧

あと昔働いた職場で好きだったスローガン。

次工程はお客様


なんのこっちゃと思うが、自分が処理した仕事の次には常に対応する人がいる。
その方を同僚としてではなく【お客様】として心掛ける事により、【お客様(同僚)】が何を望んでいるのかに沿うようにすれば、お互いに気持ちよく仕事が出来るという事だ。

実際にこのやり方は他社でも実践していた。
例で言うと電話の伝言メモ。
昔は電話メモを付箋で貼るだけの人多く困っていた。営業は1本の電話が大事だった頃だ。

最低限残す内容は

・誰宛か
・誰から(多い苗字の場合性別も)
・折り返しが必要なら電話番号
・受電日時と受けた人の名前

コレを書かず「電話がありました」だけの付箋を貼った瞬間を見付けた際には、こっぴどく叱ったものだ。

営業職をしている際は電話は命綱だった頃ね。今は携帯に直接架けるからあまり無いけど。

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