ひとつ先の記事にちょっと書きましたが、19歳ぐらいから、10年くらいは感情的にもう生きるのが大変で、もう思い出したくもないくらいなんですけど、婦人科系が不安定で、感性が尖すぎて、とにかく情緒不安定でした。

なんというか若い巫女さんの体質だったというか人身事故とか地震とかなんとなく予知できちゃうような。祖母が勘が強かったのですが、その勘の鋭さが心と身体が未熟だと全然落ち着かなくて自分でもコントロールできないんですよね。

20歳前後の人間関係は色々あってほとんどこわしてしまったので、ほとんど残っていないのですが、できればもう会いたくない人が多いし、あでも何人か残っているかな、

よくもわるくもそのころってみんな荒削りなんですよね、じぶんのやりたいことをやるっていうのは他人にとって暴力になりうることもあって、近しい人のそれに合わせたり、遠慮したり、我慢するのも我慢しすぎて巻爪みたいになっちゃって。
相手の気持ちを汲む優しさがあって気を使うのが上手なので自分と他人の境界線がわからず、来たものぜんぶバトミントンのサーブみたいにぜんぶ打ち返そうと走り回って気疲ればかりして、じぶんが海のものか山のものかもよくわからず、何が向いているのかも何ができるのかもわからなくて、なんにもできなくて、イライラしてしまう。

でも同い年のひとたちがどんぐりの背比べみたいに近くにいっぱいいるから、要領のいいひと、外面のいい人はどんどん社会に溶け込んでいくように見えて、比べておちこんでしまったり。自分には無限の可能性があるのにそれにどうやって気づけばいいかわからない。親の期待にもこたえてあげたいと就職や結婚を焦ったり、でもそれすらも自分が向いているのかもわからないし好きな人がいるわけでもない、好きな人がいても未来がつながらない。
まあこれも偶然なんですが20代のころに何人かお付き合いした人は現在みな結果的に某業界の世界的な第一人者になっていて、今考えると当時からしてかなり環境と精神状況が整っていて、邪魔したらいけないな、とか、自分がそういうのを支える自信もないし、その若さでそれだけの極められることが自分には何もないという焦りと嫉妬、いやでもやっぱり私は外国とかことばに興味があるから、そういう才能とかないかもしれないけれど…！勉強はこれからするし…！とまあ当時としては身体がちぎれるほどに悩みました（まあ今自分の周りのカップルの1/3は離婚しているのを見ても、総合的に振り返ってあのとき一緒にならなくて良かったと思います）。

世界には芽がでて数カ月で花を咲かせる植物もあれば、花を咲かせるまで何年も何十年もかかる植物もあります。どちらが良いとかどちらの花が大きくてきれいだから羨ましいとかいう話でもありません。それぞれがそれぞれの環境で太陽の光をあびて素直にすくすく伸びていって、その時がきたら咲けばいいのです。砂漠が最適な植物もいれば湿地がいい植物もいます。湖のほとりで咲くのが好きかもしれないし、あるいは山の上が好きかもしれません。

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最近SNS上のまだ会ったことのない20代の女の子たちのツイートをみていて、自分もそういう時代があったのを思い出しました。

でもそういう中で、自分に関しては年上のひとたちにはものすごく強運だった確信があります。わたしがなんとか語学を諦めずに大人になれたのもその方たちのおかげで。そういうわけで縁のある年下の子たちはなるべく機会があれば声をかけるようにしています。いつかなにかの役にたつかもしれないので。

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