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🌟お気に入りのピアノ小品について紹介しています!自分で演奏した動画とセットです🎹 また、ピアノ練習日記など音楽関連の記事をこちらに入れています🖋
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続・「個性」の種

 自分が「好きだなあ」と思ったモノ・コトがあっても、それを外に出すことに抵抗がありました。だって、好きだと思っているのがもしも自分だけだとしたら、自分って変じゃない?そうだったら恥ずかしい。だから、出すのがこわい!  でも・・・その感覚こそが、実は「個性」と呼ばれるものなのかも?  「にじみ出る個性」を、さまざまな人や物事から感じて、いいなあ〜と思っていた去年の夏。その頃わたしの個性の種は、まだ眠っていたと思います。でも、その辺りから少しずつ少しずつ、根を伸ばし始めてはい

深く学べた2023年(ピアノ練習日記)

今年は、占いで「遠慮しないで行動!」とあったので、それを信じていろいろチャレンジしました。 年の初めには何の予定もなかったけれど、たくさんのチャンスに恵まれた1年だったと思います。 ・久しぶりに人前で弾きました。7月の実技検定は緊張で思うように弾けませんでしたが、8月のアマチュアの音楽会はリハーサルがあり、本番では落ち着いて、楽しんで弾くことができました! ・その後、今度はホールで個人練習をするという機会がめぐってきました。初めてのことだったので、単純にいつもと違う場所で

検定(ピアノ練習日記)

 前回のピアノ練習日記から半年ほどたちました。  私の「音楽の庭」は、思っていたよりもずっと彩り豊かなものになっています!そのかわり、純粋にピアノだけを練習する時間は減っています。  ツェルニー50番、4月の時点では6つ目の練習曲を弾いていましたが、いま8つ目です。半年で2曲しか進んでない。あと、他に何を弾くか・・・というところでも悩んでいます。弾きたい曲の多さに比べて、使える時間がすごく少ないので・・・。  とりあえず、この夏のことを報告すると、音楽技能検定を受けて、無

音楽の庭(ピアノ練習日記)

 十分にピアノを弾く時間をとれず、なかなか先に進まないなあ・・・と思うことが増えてくると「自分は一体、どこに向かっているんだろう?」と、迷いが出てくるようになりました。ここ1ヶ月ほど、ちょっと悩んでいたのです。  ピアノ関係のことは普段はTwitterでつぶやいているのですが、練習を頑張っていらっしゃる方をたくさんフォローしているので、タイムラインを追っていると、皆さんが日々こつこつと進んでいく様子がよく見えます。そんな皆さんに比べると、自分はどこにも向かっていないのではな

幅広く学んだ2022年(ピアノ練習日記)

 2020年春、コロナがきっかけで、こつこつ基礎練習するようになったピアノ。ツェルニー30番と、バッハのインベンション15曲が弾けるようになった辺りから、憧れているだけだった曲にも徐々に手が届くようになり、欠点だったミスタッチの多さもずいぶんと改善されました。そして自分に弾ける範囲で、埋もれがちな、でも素敵な小品を動画にして投稿するまでになりました。  そこからもう少しで、なんと3年です。今年は動画をあげるのはTwitterにとどまり、きちんと編集してYoutubeに投稿

ようやく追いついた(ピアノ練習日記)

 過去にステージで弾いた曲、今ならもう一度、ちゃんと弾けるようになるかもしれない・・・という気持ちがわいてきました。  子どもの頃は1年の大半が発表会とコンクールに向けた練習でした。当然、コンクールの曲はとても難しくて、今は覚えていないし、楽譜があったとしてもすぐには弾けません。あの頃の曲を弾くことはもうないだろう、と半ばあきらめていたのですが・・・。  きっかけは、土日にピアノを弾くときの、指慣らしの練習曲をどうするか、と考えたことでした。いま、ツェルニー50番の練習

指をバタバタさせない!(ピアノ練習日記)

 相変わらずマイペースでピアノを弾いています。だいたい朝10分くらい、仕事終わりに30分くらい・・・のつもりでいるけれど、大抵オーバーして45分くらい弾いています。  この夏は、弾き方、特に鍵盤を弾くときのタッチが変わってきました。  きっかけの1つ目は、7月に開催された「フォルテピアノ・アカデミー」の聴講です。  フォルテピアノというのは現代のピアノの原形となった楽器で、18世紀ごろに発明され、クラシック曲の時代分けでいうと「古典派~ロマン派」の時代に普及し、使われてい

バロックから古典派へ/アルゲリッチのピアノ

 もうすぐ夏至。晴れた日は19時近くなっても、まだ明るいですね。夕暮れの空気は、水色とピンクが混ざったような色をして、辺りを柔らかく包んでいるようでした。  この頃好きな音楽の年代が、18世紀前半(バロック)から18世紀後半(古典派)へ、微妙にシフトしつつあります。いや、もう少し正確にいうとバロックは変わらず好きで、そこからさらに興味の幅が広がって、古典派もだんだん「いいなあ」と思えるようになってきました。そのきっかけとなったのが、5月に聴いたバンジャマン・アラールのチェン

憧れのツェルニー50番(ピアノ練習日記)

 昨日、仕事しに行ったら、思うほど自分の体調が戻っていないことに気づきました。お医者さんでもらった薬、飲み終えたのになあ~。回復力が弱まってるのかな?意識して大人しく過ごさなくては・・・。 でも、ピアノを弾いていると楽しいから、体調がどうのこうのとか、吹っ飛んでしまうんですよね。  3月はバタバタして全然だったけど、4月からはちょこちょこ、練習できています。わたしは基本的に仕事場のピアノを借りて練習しているのですが、今回、異動先に置かれていたピアノのメーカーがカワイだった

チョコレートとロマン派と(ピアノ練習日記)

 今年はバレンタインデーに、職場の人にチョコレートを配ってみました。人数が多くて全員にはまわらなかったけど。個包装になっているものを1個ずつあげただけなので、プレゼントというほどでもなかったのだけど・・・思いのほか好評で、あとから何人もに「どこのチョコ?」と聞かれたのが嬉しかったです。これ↓  作曲家のエリック・サティからとった名前のチョコレート屋さんです。これは自分用に買ったものです。ちなに隣の緑の箱は、デメルのトリュフ。デメルはバレンタインの時期に1つは欲しくなります。

ショパンコンクール・感想

 今月は自分の練習をする時間はあまりとれませんでしたが、ショパンコンクールは、気になるピアニストの演奏をちょこちょこ聴いてました。  7月の予備予選の時点で気になっていたピアニストが何人かいて、その中で三次予選まで進んだのが、イタリアのMichelle Candottiと、スペインのMartin Garcia Garciaでした。ガルシアさんはステージを進めていくごとに多くの人々にその魅力が伝わっていき、ファイナルでは第3位に輝きました!素晴らしいですね。  そして、ミシェ

好きな音色(ピアノ練習日記)

 私は難しい曲をさらりと弾きこなすような演奏技巧に優れているわけではないけれども「音色」にはそれなりにこだわりをもって弾いているつもりです。せっかく自分で弾くのだから、自分好みの音で演奏ができるようにしたい。  なので他人の演奏については「自分の好みにハマる音色かどうか」を基準にして聴いていることが多いです。どうしてそんな違いが出るのか不思議だけど、ピアノって本当に弾く人によって音色が変わります。  色々な音を聴いて、自分なりにそれらの音に対する感想をもち、整理しておくこ

オルガン体験記

 素敵だし憧れるけど、自分の人生には全く関係ないだろう。そう思っていたことが、何かのきっかけで突然身近になることって、たまーにありませんか?  私は先日「パイプオルガン」を弾きました。大きなコンサートホールの壁にまるごとくっついている、あの楽器です。  調べ物をしているときに偶然、とあるホールの「オルガン体験講座」のお知らせを見つけたんです。しかも受講者の募集条件に、たまたま自分が当てはまっていたので応募したら、当選の通知がきて・・・。本当にびっくりです。  去年から独

踊りだす指先(ピアノ練習日記)

 3月にバッハのパルティータを集中練習していたあたりから、ピアノを弾く自分の指の動きが、ちょっと変わってきたな?と感じるようになりました。どう変わったかというと、1本1本の指が独立して、それぞれが役割を意識して働いてるような感じなんです。  以前は、こんな表現をしたい・・・という、楽曲分析にもとづいた「意図」さえあれば、イメージに近づけると思っていたけど、それだけじゃ無理ということがようやくわかってきて、物理的な指の動かし方として、どんな動きが必要なのか?ということを、冷静