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生きてる短歌のタイムでワッサー

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不定期に自作短歌を並べてます。 タイトルは仮です。
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記事一覧

過去作 vol.45

両親は笑ってうまい言い訳を児相の人に繰り出している 魔女の血を絶やす予定の君が摘むあすか…

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過去作 vol.43

生き死にの中においてはメンタルの休耕田もビートを刻む 人類の尻尾のように振る舞って世を去…

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過去作 vol.42

両親に学費を出して貰ってた学友曰く普通の家庭 生活を続けてるのね電話越しの君のくしゃみで…

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過去作 vol.41

永遠に汚れないもの好きな子が振り向いてくれなかっただけの 地続きの過去と未来を芸術は死を…

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宿敵(たにゆめ杯2応募作品)

そういえば公開していなかったと思い出したので公開します 上の画像は何の関係もありません(…

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過去作 vol.39

山火事が奪った命、心たち 来世は真っ赤な花におなりよ 叶わない願いだけども目覚めたら君が…

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過去作 vol.38

工賃が最低賃金以下ゆえに成り立つ福祉事務所に通う The End と書かれたメモが落ちていてここが私の墓地かと思う ストローを噛みながら飲む癖さえも私の中に居座っている トンカツの端に生息する犬と僕は次第に遊べなくなる 生活のかたち崩れて税金の督促状が赤色になる あの人が僕の愛だよ心臓が弾け飛ぶまで踊りあうんだ 無印のアロマディフューザー眺めつつこの同棲も終いと思う 永遠の命を知っているような微笑みをして藤が香った 生活も崩れ始めたExcelがデスクトップに散

過去作 vol.37

かわいいの権化は訛っているらしい私の英語も訛っているぞ 驚いた進路指導で先生が英語コース…

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過去作 vol.36

付き纏う幸福だった記憶さえ人を愛した実績なのだ また強くなってしまった嗚咽にも顔を顰める…

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過去作 Vol.35

幼子を養うことは透明な暴力に似て こんなはずでは 三つ目のバス停前に今月も挙動不審なおっ…

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過去作 vol.34

我がための命は燃えて潰えども夢は炎の内側で咲く 先生へ『未来の僕』を渡せずに家の事情で町…

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過去作 vol.33

ブリテンに住みたる推しは何を食ひ何をうましと思ひたらむや もう全て諦めたって顔をしてゲリ…

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過去作 vol.32

文明の勝利になんて成り得ない オーストラリア森林火災 鯨肉ヨウ給食ニ出トッタと祖母が見つ…

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生きてる短歌のタイムでワッサー vol.31

新しいお友だちです先生の指導で僕はトモダチになる おでかけに行きたくないよハンドルを握ったパパはバケモノだから 年末に孫を迎えるばあさまの気合いも知らず食らう蟹鍋 いにしへのもののふだけが知るのやも麦茶ックスは絶滅の危機 締め切りはみんなの敵だ締め切りが得意だなんて そんなわけない 都内だな環状線が遅延してその他路線が全て遅れた だしぬけに環境保護を語るのでアクア団員なのかと思う オーダーは誰も傷つけないことだ。おい、冬。お前、聞いているのか。 やりがいは見つ