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「ホーム・スイート・ホーム」「コレクション1 80/90/00/10」@国立国際美術館

特別展とコレクション展は別のものでこれまでも特別展の方しか書いたことがなかったです。
しかし今回両者を並べて書いてみようと思ったのは前者の「ホーム・スイート・ホーム」があまりに難解だったからです。
この展覧会はコロナ禍でのステイホームをはじめとしたホームについての思いを云々という宣伝文句ではありましたが、映像作品も多く、現代アートの最も新しい表現等を多く用いようとしていることはなんとなく分かりました。
でありますが、ほとんどなんとなくでしかありません。

そこでコレクション展の方に行って作品を見ているとようやく意味が分かってきた気がしたのです。
コレクション展自体は国立国際美術館の中でも特に重要な現代アート作品です。
村上隆をはじめとして、アンディ・ウォーホル、森村泰昌、奈良美智など今となっては名作となっている作品ばかりです。
とはいえ、かなり革新的な表現方法であられたであろう作品たちです。
そうみると1980年代から2010年代の現代アートに対して特別展の方は2020年代の作品展だろうという感想です。
この中でこの先に残っていく作品がどれほどあるのかは分かりませんが、とても挑戦的な展覧会であったと思いました。

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