「さくらももこ展」@神戸ゆかりの美術館

こちらは観覧客の98%は女性という展覧会でしたが、「ちびまる子ちゃん」はりぼんに連載の少女漫画でした。

で、実際前半部分はほぼちびまる子ちゃんの原画展と言えるぐらいの「ちびまる子ちゃん展」という感があり、今になって読み直すと全部面白すぎてクスりと笑うような展開でしかなかったです。

ところが中盤以降にまったく様相が異なり、私の好きな「さくらももこ」が全開になるどころか全く知らなかった「さくらももこ」に出会えて「さくらももこ展」としか言いようがない展開になっていきました。

まずはエッセイストとしての「さくらももこ」が一番最初に出てきます。
このあたりまでは知っているつもりでも少し忘れかけていた部分であったのでとても懐かしく思えました。

意外だったのは「永沢君」や「神のちから」あたりのシュールでしかなく私の好きな作品群もしっかり同等に扱われていたことでした。

この展覧会での一番の見どころはご自身のお子さんとの共同作業や仕事風景まで公開されていたことでしょう。

この部分は表に出ることはなった部分で故人となったことによることもあることですが、「さくらももこ展」として欠かせないピースになった気がしました。

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