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今日も青はブルー(1121)

 河原活用の実験と検証結果。
 昨日、「Metoba リバーサイドプロジェクト」の一環で、足湯と身内での芋煮会を女鳥羽川河原で開催しました。えびす講、ワールド・フードフェスティバルで賑わう縄手通りから河原に人が降りてくるために実際に試してみたものの検証結果について今日は書きます。

 まず、コンテナによる簡易ベンチの設置について。これは、フードフェスティバルをはじめ、飲食をする観光客が座って食べる場所を探して河原に降りてくるのでは無いかという意図で設置。
 結果、川を見てご飯を食べるカップル、家族ですぐにいっぱいになり、河原ならではの憩いの場としての姿を見せ、京都など観光地ではよく目にする、一つの良い成功例となった。

 次に、足湯について。今回、浅間温泉の富士乃湯さんから、ご好意でお湯を分けてもらい、お湯を温めながら、無料でこれを振舞った。気軽に立ち寄れるように、タオルも無料にした(というか富士乃湯さんのご好意でタオルを大量に貰えた!)。
 結果、12:30ごろから16:00までで、15組ほどの一般客に利用してもらった。時間帯としては、12:00〜14:00ごろまではほとんどが外国人(市内在住者ではあるのでこの言い方本当に嫌だな)やその感覚を持ち合わせる人で、14時を過ぎて少し冷えてきたくらいでようやくカップルや若い女性たち、続けて遠方からの家族が利用し出した。
 看板を見て興味を示す人は沢山いたが、こちらから声かけしても、実際に入ってくれる人はほんの一握り。理由としては、以下が挙げられる。

①看板から見える位置に足湯が見えなかった(コロナと許可の二つの関係で、あまり表立って宣伝できない状況だった)

②足湯が彼らの想像と違う
(衣装ボックスにお湯を入れていたので、それを見て何故か引き返す人もいて、雰囲気って大事だなと思った)

③靴下を脱ぐのが面倒
(野外で靴を脱ぐ、濡れた足を拭いて靴下を履く、というプロセスを踏むのを躊躇う人が多かった。特に中高年の方。)

④無料だったから怪しまれた

①〜④のうち、注目したいのは④だ。序盤に入ってくれたのは、海外出身者ばかり。その様子を見て若い人が集まり、次第にそれ以外の世代も集まってきた。
 「無料」という言葉に怪しさを感じるのは、過去にそれで宣伝されたり、お金を請求したり、早い話「タダより高いものはない」ということを、日本にいると多かれ少なかれ経験するからではないか。
 お世話になっているアイスクリーム屋のおかみさんに話したら、「うちもアイスの試食できるけど、試食できます、と言うとさーっと帰る人ばかり。試食したら買わなきゃいけない、と思うんだろうね」と言っていた。
 それと、根拠はないけど、やはりコロナで衛生観念が強まり、人が入ったお湯を不潔だと思う人は少なからずいたのではないかな。一応塩素で消毒はしてたのだけどね。

 さて、長いようですが、今日は芋煮会のことまで全部話していきます。芋煮会は、6月からはじまった草刈りがひと段落し、河原がきれいになったところで、さあ実際に何をするのか、ということを話す場として設定しました。
 結局、勿論そういうことも話したけど、それよりもそれぞれの顔や、プレイヤー同士の出来ることをより深く知ることができた、というのが大きかったかな。今日は芋鍋だったけれど、季節が変わるとまた違う感覚が生まれるかもしれないと思いました。

 さて、そんなわけで、ここから僕はまた色々企画を考えていこうと思っています。女鳥羽川、まだまだ面白くなりそう。そして、縄手(と、大名町!)の皆さんの熱量、本当に尊敬です。個人的には、音楽(BGMも含む)はマストでイベントに必要だな、と今日を経て思いました。

 「Metoba リバーサイドプロジェクト」の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!

Photo: Me!

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