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1minute七十二候 東風解凍 (はるかぜこおりをとく)

立春<初候>
2月4日から2月8日頃

暖かい春の風が、張りつめていた氷を解かし始める頃。寒い日もありますが、日差しや風の中にほんのりと春の気配が感じられるようになり、いよいよ春の暖かい足音が聞こえ始めてきます!

立春は二十四節気の「はじまり」の節気。新年の1月も一年の始まりではあるのですが、2月の立春くらいからいよいよエンジンがかかり始め、今年どう過ごそう、何をしようと勢いがついてくるように感じます。立春は季節的には「陽」に向かっている時期なので一年の計画を考えたり、実行に移すにはとても良い時期です。何か迷っている、決めかねていることがあったらぜひ一歩踏み出してみても良いかもしれませんね。

そして春の訪れを告げる植物として、早い所からはそろそろ梅の開花情報が聞こえてきます。控えめな美しさのある梅はまさに「春告げ草」として古くから愛されてきました。奈良・平安時代頃は「花見」といえば桜ではなく梅だったほど。

骨董・アンティークの品々にも梅は実にたくさん登場します。身近に取り入れて季節を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと梅の香りや春の気配を含んだ風を感じられるはずです。

「梅」に関連する商品一覧
https://www.blueparrot.jp/?mode=srh&sort=n&keyword=%C7%DF

七十二候ってなに?
日本には一年を24に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)と、さらにその二十四節気を3つずつ合計72に分けた七十二候(しちじゅうにこう)という季節があります。
七十二候は鳥や虫、植物、天候などの様子で季節を表現しており、細やかな自然の移ろいを感じることができます。 骨董・アンティークバイヤーとして活躍する傍ら「古き良きものの美しさや、ものを大切に使うことの楽しみ」もご紹介中。 ここでは ゆとりある心づくりのヒントとして、季節の話題を記しています。

What is 72 micro seasons?
In Japan, nature's rhythmic seasons are deeply cherished, inspiring a fascination with the mesmerizing 72 micro seasons. Unlike traditional divisions of four or six seasons, these micro seasons paint a vivid picture of nature's transitions with astonishing precision. Imagine the thrill of witnessing the delicate blooming of specific flowers, the graceful arrival of migratory birds, the tantalizing ripening of certain fruits, or even the intriguing behaviors of animals. This admiration cultivates heightened awareness of the surrounding world, immersing individuals in the mesmerizing beauty and rhythmic harmony of nature's ever-changing tapestry.


written by Yuuki Usami-Nakamoto © antique blue Parrot Co.,Ltd.


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