何にも成し遂げられなかった僕が映像編集を始めた理由

何にも成し遂げられなかった僕が映像編集を始めた理由。

こんにちは。

この度、noteを通して、自分の日々感じたことなどを発信していくことにしました。よろしくお願いします。


さて。


自分は凡庸でどこにでもいそうな新卒社会人一年目ですが、周囲と比べて誇れる趣味が一つだけあります。


それは、映像編集ができるスキルを持っているということです。


『映像編集』という表層的なスキルタグに見えますが、これに自分の根底にある価値観が込められているような気がしたので、初回はそれに関して綴ってみようと思います。

自分の過去の経験を少しだけさせてください。


時は遡ります。

中学時代ゲームばかりしていた僕は、学年最下位レベルの成績に甘んじていました。高校から野球部に入るも、厳しい練習についていけず1年で辞めてしまいます。

成績もダメ、部活も続かない。

”おちこぼれ”のレッテルを剥がすために、京都大学受験を決意しました。(自分の高校は半分以上が東大京大国立大医学部に入るような進学校でした。)


高校2年の冬から1日12時間以上は勉強しました。来る日も来る日もひたすら問題を解き続け、高校3年の夏には射程圏内に。

絶えず努力は続けましたが、現役時代は不合格。迷わず浪人の道を選びました。


”京大に入る”という夢を絶対に諦めたくなく、浪人時代もがむしゃらに勉強しました。夏にはオープン模試で、志望学部の優秀成績者欄に名前も載せられました。


ただ、そんな努力も虚しく不合格。周りの友人が合格を決める中、合格掲示板に受験番号が無かった時は言葉にも表せないような失意に暮れました。


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こんなに頑張ったのに、何も思い通りにいかない。

まさしく、当時の自分にとっては生き地獄でした。

滑り止めの私大に通い始めたものの、4日で行くことを辞めてしまいます。

ズルズルと二浪を決めましたが、当時一人暮らししていた家に引きこもる日々が続きました。まさに人生の最底辺です。


空が晴れているだけで気持ちが落ち込んでしまう…。

ろくに人に会わないし、友人に会っても負い目を感じてしまう…。


そんなどうしようもない中でも数名の友人が自分を気にかけてくれ、僕の背中を後押ししてくれました。


自分の中で、3つの価値観が醸成されていきます。


①人は一人で生きていくのが難しい。

②当たり前の関係に感謝を忘れない。

③人の大きな意思決定の際に後押しできる人間は偉大。


二浪時代を支えてくれた友人がいるから今の自分がいると思っていますし、彼らには未だに感謝が尽きないです。

そんな二浪の苦労も虚しく、京大に行くことは叶いませんでした。この3年間は京大に行くことを諦めることにかかった時間だと思います。一浪の時は半年間かかりましたが、この時はすぐ切り替えられました。


そんなこんなで2014年、春。

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大きく成長するために環境を変えたいと思った僕は関西から抜け出し、慶應義塾大学に進学しました。


「高校3年から3年間、目標に向かってひたすら走り続けたがうまくいかなかった。自分が情けない。」


そんな自分を変えるためには自分の手で大きな成功経験を掴み取るしかないと思って新歓に参加していた僕は、とあるサークルに出会いました。


全国最大規模の新入生歓迎会を企画・運営していた生協学生委員会というサークルです。

そこでは1年生から企画の総合責任者を務めることができ、人生の岐路に立つ新入生の悩みと不安に向き合い、30人のメンバーと共に400人参加のイベント成功に向けて半年間走っていくというものでした。

「ここしかない!」と強く思った僕はまっすぐに行動し続け、晴れて総合責任者として職務を全うすることになります。

(ちなみにその時のイベントがこちらになります。)


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総合責任者の下に、副責任者が2人いて。

彼らと共に、人事部署、会場部署、広報部署、舞台部署、交流会部署という5つの部署の会議に全て出席し、連携・進捗管理を行うのが僕の主な仕事でした。

先ほど綴った通り、勉強しかしてこなかった人生だったので、組織のマネジメントで相当苦労しました。この時の経験が、今のビジネススタンスの根底を形成しているのは間違いないでしょう。


そんな目まぐるしい毎日の中で、とある動画に出会います。



二個上の先輩が、一個上の代の先輩のイベントが終わった打ち上げの際に贈った動画です。

これを見た時に、今まで抱いたことのない感動を覚えます。


…動画の力ってすごい。

こんなに人の想いを綺麗に形にできるんだ。


人の心を動かすのに、動画の力は絶大であるということ学んだ瞬間でした。



自分自身の代の新入生歓迎会の本番が終わった際に、大人数で1つの事を成し遂げる素晴らしさを感じることができましたし、これから入ってくる一個下の後輩達にも同じ体験をして欲しいと心から思いました。

そして、一個下の代の打ち上げでも後輩達が感動し、一生の思い出にしてもらえるような動画を作ろうと決意しました。



そんな覚悟や想いの強さでゼロから映像編集の勉強をし、完成させた動画が以下になります。

後輩の新入生歓迎会プロジェクトと並行して完成させたこの動画は、自身と後輩との関係性も相乗し、大きな感動を生み出せました。


動画は、製作者の想いの強さが構成・演出に強く出ます。

同時に、製作者の頭の中そのものです。どれほど解像度を下げずにアウトプットできるかが編集技術です。

人の感情が入り混じった映像編集は、本当に奥が深い。

そう、映像編集のスキルこそが今まで何も成し遂げられなかった僕が唯一成し遂げられた"他者の心を動かすほどの体験を提供する"ことによって得られた資産なのです。

僕自身、今後もそんな映像編集を通して当たり前の関係に感謝を表したいですし、大きな感動を生み出したいと思っています。生涯通して成し遂げたいミッションです。


この映像編集の経験が、今後の仕事に対する価値観にも大きく関わってきています。それはまたいつか綴りたいと思います。


また、5G通信や8Kフルビジョンに世の中が変わっていく中で動画の需要も今後更に大きくなってくるでしょう。

noteでは、「どのように動画編集を勉強していけばいいのか」「どんなソフトを使っていけばいいのか」も整理できたらと思っています。


表題と大きくかけ離れ、自分自身の人生の価値観の話はメインになってしまいましたが、最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。




それではまた。





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