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自分自身を感動させられなければ、他人を感動させられない。

2019年末、六本木ヒルズ内、TOHOシネマ。

映画『天気の子』、舞台挨拶。

そこでRADWIMPSの野田洋次郎が発したメッセージがタイトルにもある言葉である。

「音楽でも映像でも誰でもそう。自分が作ったモノに対して、自分自身が感動させなければ、他人を感動させられるわけがない。自分の喜びや感動をいかに作品に込めることができるか。曲を作る際は、そこを強く意識しています。」


ここにモノづくりの真髄が詰まっている気がした。


自分が物を作るようになったのは小学生の頃だ。

牛乳パックを使ってよく工作をしていた。どの部分をハサミで切り、どの部分を接着剤でくっつければ作りたいものになるのか。

試行錯誤の末、完成させた作品に心から喜び、時には出来の良さに感動し、母に見せてその感情をシェアしていた。


大学から始めた映像制作だってそうだ。

自分が作りたい動画があって始めた映像制作。

日々後輩に隠れて会議や作業風景を撮影、伝えたいメッセージに合わせて表現を試行錯誤。

半年間の時間と想いを込めて制作した映像を最後に書き出す前に再生した際、まだ誰にも見せていないのに一人涙したものだった。

自分の感動を詰め込んだ作品を会場で流し、その想いが伝わって場内が一帯になって大きな感動に満たされた体験が忘れられず、今もこうして映像制作を続けている。

(自分が動画を作り始めたきっかけについては下記noteにて)


人の心を動かすには、まず自分の心から。

この気持ちは、クリエイターとして、ビジネスをしていく中で薄れてしまいがちな感覚でもあると思う。


カスタマーやクライアント様に映像を見せる前に、その映像で自分は心を動かされるのか。心が動くほどの思いを込められているのか。


マーケティングのフレームワークやデザインのテクニックも必要だが、上記の想いを日々確認しながら、制作活動を実行していこうかと思う。


(最近で一番感動した情景をシェアします。淡路島で撮影した初日の出のドローン映像です。)


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