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あなたがあなたに認め印?どうせだったら太鼓判!....その②

自分の弱さ、欠点、短所….変えたい、修正したい、克服したい。
子どもの頃からみんなそうだった。
長所を伸ばすより弱点を補うように教育されてきたよね。

でもそれってなかなかの難問でして、
きれいさっぱりクリアできればいいけれど、
たいていの人はいくつになっても意識するし、
こだわり続けて、悩み続ける。

僕自身もつい最近までそうでした。
いつも弱い自分を変えたくて、なんとか修正したくて、
課題を見つけては、それを克服するためのいろんな方法を試し続けてきました。
でも結局変わらぬまま、また元の自分に戻って、それにまた落ち込む。
その繰り返し…。
『ありの〜ままの〜♬』
なんて歌が流行った時も、
ありのままなんてなれそうになかった。
ありのままで良いとは思えなかった。

そんな僕でしたが、
仕事柄たくさんのひとたちに取材やインタビューを繰り返していくうちに、
〝みんな弱くて、みんなそれをなんとかしたいのも一緒なんだ〟
とわかった。
でもお会いしたみなさんのそれぞれの弱さが、
僕には、とてもとてもその人らしくて魅力的に見えたんです。

『あ、自分のことって自分では見えないよな』
『しかも弱さだと思い込んでいるのならなおさら冷静に客観的にはなれないよな』
『無理して克服しなくても十分素敵なのにな』
ってね。

だったらその弱さを否定するのをやめてごらん…
ってところからのリスタートをお勧めするようになったんです。

まぁね、確かにダメな自分を認めるなんて、
簡単じゃない。
かと言って、
無理やり蓋をして無かったことにするのは難しいし、
良いところだけ見ろ!ってのも違う。

若いうちなら、なんぼでも悩めばいい。
もがけばいい。いろんな考え方や手段で克服できるように
努力すればいい。

でもある程度、いい年になってきたら、
もがき苦しむのはやめにして
弱さを認める、
弱さを好きになる方向へシフトしたほうが
体にイイ、心にイイ、
そう思いませんか?

実は人間ってそう簡単に変わりません。
この現代社会を生きる人ならなおのこと。
それはね、

〝みんな、そこそこ幸せだから〟

みんな、まぁまぁ幸せな暮らしをしているから。
弱かろうが、コンプレックスだらけだろうが、
不幸のどん底ってわけでもない…て人が
結構たくさんいるんです。

無理に変わるのはやめませんか?
弱くてはいけない
変わらなくてはいけない
そのような呪縛みたいなもんは無くていいよ。


こんな自分でごめんなさい。でもダメな自分も最悪じゃない。
弱さは魅力。弱さは才能。弱さは強さ。


弱さを認めることは、
自分を認めることにつながっていく。
それは自分の地盤固め。
地盤が固ければ、その上に立てる建物(これからの自分)はゆるぎない。
その時初めて、人は変わり始めるんです。

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