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絶好調!木々の中で平和なキャンプを楽しんだ

先週の金曜日から急激に体調が良くなった。疼痛がかなりマシになったので、それだけでも随分過ごしやすくなった。痛みがあっても一日のうち数時間だけで、痛み止めも飲まなくてよい日がある。あー、うれしい。

金曜の夕方に鍼灸に行ったら、先生にも「過去で一番今日が状態良くなってますね」と言われた。やった!
ようやく北海道に行く前の状態まで持ってこられた。3週間かかったが、また良くなってきたことにホッとする。

それで調子に乗って、3連休は1泊だけキャンプに行った。
前から行きたかった兵庫県の「ちくさマウンテンビレッジ」。わりと大きなキャンプ場でファミリー向け。基本的にそういうタイプのキャンプ場は避け、ソロが多いようなひっそりしたキャンプ場を好むのだが、ここはとにかくサイトに「木が多い」と書いてあるので、そこに惹かれていた。
今は木々の中で過ごしたい。それを望んでいた。

家から2時間半くらいかかるので、まあまあ遠いが、この体調なら行ける気がした。夫は少し心配していたが、私の強い意志により車を出してくれた。天気もいいし、最高のキャンプ日和だ。

着いてみると、緩やかな斜面上にサイトが奥へ奥へと段々に並んでいて、どこも木々に囲まれている。それも、白樺やミズナラ、モミジ、桜など、なんだか素敵な木ばかりなのだ。
私たちのBサイトは小さめだが、隣との距離がわりとあり、プライベート感もバッチリ。この辺りの木はほとんどが白樺だ。白樺のキャンプ場なんて珍しい。

白樺の木はきれい✨
目の前には川も流れている。
最高のロケーション!

私は痛み止めを1錠だけは飲んだものの、自分でもびっくりするくらい元気で、テキパキとテントを張り、料理を作った。
その姿を見て、夫が感動していた。
それもそうか。最近はキャンプに行くこと自体がまず減り、調子良さそうな日にたまに行ったとしても、私はテントを張るともうぐったりして、いつもテントの中で1時間くらい休んでしまう。大好きな料理もしんどくてできず、最近のキャンプといえば、ほとんどバーベキューだけで過ごしてきたのだ。それも夫が焼く肉を2切くらい、ちょこっと食べて終わり。
そんな半病人みたいな私が、この日は元気だった頃のように率先して動き、一度も休むことなく料理を始めたのだから。
単純に自分でもうれしかった。
体が自由に動くって、こんなに幸せなんだ。

夫のリクエストで作ったのは、ペンネグラタン。以前もnoteで紹介したが、これはスキレット1つでできるし、簡単なのにおいしい。

焚き火台の下に入れるとオーブンみたいに焼ける。
チーズがグツグツ❤️
絶品!赤ワインと合います❤️

あとは、朝タンドリーチキンを仕込んできたので、それを焼いた。

鶏肉をカレー粉やヨーグルトなどに漬け込んできた

夕方、遠くの方で小さく雷の音が聞こえた。嫌な予感がして雨雲レーダーを確認すると、どうやら1時間後くらいに雷雨があるらしい。急いで食べて、いつでもテントに避難できるように荷物を片付けたり、薪にビニールシートをかぶせたりした。タープを張っていたらよかったが、木陰で涼しかったし面倒だったので張っていなかったのだ。

雨雲レーダーはかなり正確で、いきなり大粒の雨が降ってきた。準備はできていたので、さっと片づけてテントに引っ込んだ。
こういうハプニングも楽しい。
雨音を聞きながらテントの中でおしゃべりするのもなかなかいいものなのだ。

しばらくして雨が上がったので、また外に出て焚き火をした。
「今日は元気やなぁ!」と夫が何度もうれしそうに言う。本当に元気だった。
こんな日がまだあるんだ!

翌朝、最初は曇っていたが、どんどん晴れ間が出てきて木々が輝き始めた。
外にコットを置いて、その上に寝転んで空をずっと眺めていた。風がやさしくて、木々の葉がキラキラと眩しくて、いつまで見ていても飽きなかった。

寝転んで空を見上げるのは気持ちいい!

朝ごはんは昨晩のペンネグラタンのソースを少し残しておいて、それとハム、チーズを挟んだホットサンドにした。

いい焼き色!

このキャンプ場は広場にトランポリンが2台あって、子どもたちがずっと飛び跳ねている。きゃあきゃあ言う声がずっと響いている。
子どもの声ってうるさく感じることもあるが、なぜかキャンプ場で聞く子どもの声は好きなのだ。
平和の象徴みたいで。
子どもたちが楽しそうに笑ったり叫んだりする声が聞こえるということは、平和ということだ。世界には、飢えや寒さ、病気で笑うこともできない子どもたちがたくさんいる。生まれた時から爆撃の恐怖に怯えている子も。
いつまでもこんなふうに子どもたちの笑い声が聞こえるような国であってほしいと願う。
私は子どもを産むことはなかったが、子どもはやっぱりみんなの宝だと思うから。

コットに仰向けに寝転び、子どもたちの声をBGMに、目に映る木々と空を美しいなぁとしみじみ感じていた。
雲がすごいスピードで流れていった。

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