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ただいま「ヌン活」中!

どうやらアフタヌーンティーが流行っているらしい。
SNSなどで「映える」ことが理由で、アフタヌーンティーを楽しむ活動のことを「ヌン活」という。ふとつけた夕方のテレビの番組で、そんなことが紹介されていた。

アフタヌーンティーとは、2段、もしくは3段のティースタンドに、スコーン、サンドイッチ、スイーツなどが盛られていて、紅茶と共に楽しむもの。
私は10代後半から20代前半まで「紅茶マニア」だったので、ウェッジウッドのティースタンドも持っている。優雅なアフタヌーンティーはその当時から憧れだった。
(次第に興味が紅茶から酒に移っていき、スタンド皿もティーカップも食器棚の奥にしまわれ、代わりにたくさんの酒器が幅をきかせることになるのだが……)

最近、世間で流行っているとは知らずに「ヌン活」を始めた。
きっかけは昨年、友達とランチに行こうというとき、彼女がアフタヌーンティーのお店を選んでくれたこと。そこはカジュアルなカフェのため比較的リーズナブルで、特別手の込んだスイーツなどはなかったが、どれもおいしかった。紅茶も飲み放題でパンケーキまでついていた。

シンプルだけどおいしかった

久しぶりにアフタヌーンティーを楽しんで、「こういうのもなんかいいな」とわくわくしている自分に気づいた。立ち飲み屋でおっさんにまぎれて日本酒を飲んでいる自分が普通だったので、「わ~、なんかめっちゃ女子やん」と思ったし、新鮮だったのだ。

何かの機会があれば、またアフタヌーンティーをしたいなと思っていたので、別の友達と食事に行くことになったとき、「アフタヌーンティーにしない?」と提案してみた。
この友達というのは、高校時代からの付き合いで、私を含めた3人でよく会うのだが、それぞれの誕生日(に近い日)や忘年会(もしくは新年会)には少しお金をかけておいしいものを食べに行くことにしている。
いつもはランチか飲みに行くかのどちらかだったので、私の「アフタヌーンティー」という提案は目新しく、2人にも歓迎された。

最初に行ったのは3月初旬。年明けから忙しくてなかなか集まれなかったので、かなり遅い新年会になったが、ホテルモントレ ル・フレール大阪のレストラン「パルテール」のアフタヌーンティーを予約した。
歴史あるドイツのブランド「ロンネフェルト社」の紅茶が飲み放題とのことで、写真を見る限りではスイーツやセイボリー(食事系メニューのこと)もおいしそうだった。

実際に行ってみると、やはりホテルの中のお店だけあって洗練されている。ゆったりとしていて明るく開放感もあった。
やや年配の男性が接客してくれるのも、なんだか新鮮だ。執事のいるお嬢様になった気分。
最初に出されたセイボリーや紅茶もおいしく、3人ともいつになくお上品に話しながら優雅な時間を過ごした。

最初に別皿で前菜が出てくる
この時はいちごのスイーツが中心だった
ロンネフェルトの紅茶はポットサービスで

ただ1つ残念だったのは、肝心のスイーツが……、正直なところ、イマイチだったのだ。おいしいものもあったが、人工的な甘味料を感じ、くどい甘さに胸やけしそうになるものもあった。ボリュームは十分だったので、もう少し量を減らしてもいいのでスイーツの質を上げてほしいなと思った。
これは3人とも同意見で、雰囲気や接客、紅茶、セイボリーがよかっただけに、本当に残念だった。

そして、6月。今度は私の誕生日会ということで希望を聞かれたので、前から行きたかったコンラッド大阪のアフタヌーンティーを予約してもらった。正規の値段だと7000円(!)もするのだが、ネット予約の割引で6300円だった。それでも高いが、2人とも了承してくれたのでよかった。(ちなみに、誕生日会といっても、自分の支払いは自分でする)

場所はコンラッド大阪の40階、スカイバー&ラウンジ。ラグジュアリーな雰囲気に、自然と気持ちも浮き立つ。
案内されたテーブルは窓際で、天井まで届く一面の窓から大阪の街が一望できる。夜景もきれいなんだろうなと思う。

入口からテンション上がる!
天気があまりよくなかったが、眺めがよい

ここの紅茶はシンガポールのTWG Tea。私の姉ファミリーが3年間シンガポールで暮らしていたので、遊びに行った時もこの紅茶をお土産に買って帰ったことを思い出す。コンラッド大阪オリジナルブレンドもあり、もちろん全種類飲み放題だ。

そして、いよいよティースタンドの登場だ。
白い螺旋階段を模しているというティースタンドが運ばれてくると、やはりその美しさと迫力に「わぁ~!」と皆から歓声があがる。

3人分が盛られている

季節に合わせたフルーツを使っているので、今はチェリー尽くし。スイーツだけでなくセイボリーにもチェリーが使われているのが粋だ。
このティースタンドの他、あとから別皿でホットサンドイッチも運ばれてきた。

ホットサンド

感想は……、どれもこれも、めっちゃおいしかった!!
大満足だ。
2時間かけてゆっくり味わい、優雅で楽しい時間を過ごした。

セイボリーだけ取り分けるとこんな感じ。
友達がお祝いメッセージプレートも付けてくれていた。
※さんちゃん⇒私のこと
こちらはスイーツだけ盛った皿
メニューを詳しく知りたい方はこちらをどうぞ

かなり良かったので、今後ここを超えるアフタヌーンティーに巡り会えるのかはわからないが、もうしばらく「ヌン活」を続ける予定だ。

ちなみに、先日姉にこのことをLINEしたら、「私も行きたいけど、誘える人がいない」と返信が来たので、8月に2人で行くことになった。8月はチェリーの期間は終わり、夏のフルーツを使っているとのこと。早割で5800円だったのもうれしい。
しかし、姉と2人で出かけるなんて、15年ぶりくらいか?人生で5回もないと思う。なんかドキドキするなぁ……。

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