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詩【観察できないモノ】

懐かしくなったり、何か感じるものがあればスキをください。

詩【観察できないモノ】

暑い日差し、遠い距離
靴が合わないと文句を言う。おばあちゃん

会話は生活の文句ばかりになっていた。
お互いの○さが合わないから、家族は○を作ろうとする。

それが夏の太陽のような形を描き、お互いはどんな形を浮かべるの?

日差しの下、誰かの心配を生む。おばあちゃんはこの暑さの中大丈夫か

それは、野球の試合を応援する時や日々の笑い話が○を生み出しているから。

幸せはきっと、形と比較しなければ比較できない。サイズの合わない靴や暑さの中に歩く人

僕たちは、持ち物や、特徴、雰囲気、性格を絵にして言葉にしなければイメージできないから。

僕らは、いつも何かをキャッチしようとしてるから、悲しさや嬉しさ、心配とかを掴む。

いつもグローブをつけてボールをキャッチする野球のように、タイムを計って走るランニングのような幸せばかり浮かべてしまう。

だけど、子どもが靴を履いて、初めて走った瞬間や鉄棒を掴んで、さかのぼりできた瞬間も人によれば幸せ

誰かにとって、子どもにとって幸せは、そういうもの。

だからこそ、暑い夏の日、おばあちゃんが帰ってきた時に手をふってくれることもあり得る。

幸せを受けとるというのは、その人が幸せということを忘れてはいけないと思う。

掴むばかりではなく、幸せも見ないといけなかった。