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【個別株投資初心者向け】私が経験した個別株での失敗3選

積み立てNISA開始から5年たちそろそろ個別株でもと思っている方も多いと思います。そこで、実際に私が経験して「失敗だった」と思う個別株での失敗を3つ記載します。色々なネットにも記載があるかもしれませんが、よろしければ参考にしてください。

1.やれやれ売り

30万程度で買った株があり、これから相場全体が大きく崩れるかもという記事もあり、20万位で一度売りました。でもしばらく上下に動いた後やっぱり惜しくなって20万位で買い戻して、結局30万位に戻ったのでやれやれと思って売りました。その後その株は大きく値上がりして今は100万近くになってます。
【問題点】
ルールも決めずに短絡的に売ったり買ったりしてしまう。また、結局当初の30万で買って元に戻っただけなのに、取引手数料と20万から30万の値上がり分10万の20%(2万円)が税金と消えてしまいました。
【教訓】
結果的には買戻しが完全に悪かったわけではないですが、企業の価値に着目するわけではなく漠然とした情報や当初の買値に引きずられてしまいました。損切りするなら記事がなくても売り、以前の買値とは関係なく今が割安かどうかを見極めることが重要だと学びました。

欲に目がくらむ

2.ナンピン買い

これもよくあることですが、自分の買った株が下落した時に自分の「買値の平均価格を下げる」ために同じ株を買い増しします。例えば最初1000円で買って値下がり後に600円で買い増すと平均は800円です。その後株価が800円を超えると最初の1000円より下がってるのにプラスとなります。少しでも損の状態から早く脱却したいと考えてそのような行動をしてしまいました。

【問題点】
下落しているときにさらに保有数を増やすということは、「リスクを増大」させていることになります。またギャンブルと同じで「損を取り返そう」とお金を投じてさらに損するとそれも取り戻そうと悪循環が続いてしまいます。
【教訓】
「落ちるナイフをつかむな」という教訓があるくらい値下がりしている時はどこまで下がるかわからないので手を出すべきではなかった。投資のうまい人は「リスクの回避」が上手です。大きな損をして株式市場から退場しないように危ないところへは近づかない「君子危うきに近寄らず」という感覚で損をしたら一旦諦めて気持ちを切り替えることが大事だと学びました。

3.自分の都合の良い情報ばかりに着目する

以前個別株の情報を見ていて高配当(3%程度)で優待にクオカードもある企業を見つけました。自動車の部品関連なので大丈夫だろうと思ってましたが実は海外での量産が今一つで為替など色々な影響で株価下落したので結果的に配当が高かったのです。

【問題点】
私が見ていたのは「高配当」「自動車関連なら安泰」とか「自分の都合の良い部分」しか見ていませんでした。高配当の理由も業績が伸びて配当が上がっているのかなども見ておらず何となく見ていたのがまずかったです。

【教訓】
企業情報とか今の世界情勢(金利上昇、為替(円安)、インフレ等)を考えて購入する企業やその業態の今後の動きを考えて投資することが重要です。配当なども一つの視点ですが儲かる方ばかりに目が行くと欠点が見えなくなります。不正会計など不測の事態もありますから一企業への集中投資も避けた方が良いと思います。経験を積んでからにしましょう。

欲をかきすぎると資産を失う

4.まとめ

あくまで初心者向けの教訓として私の経験したことを書いただけなので、全員が必ずこの失敗をするわけではないし失敗を怖がりすぎると投資もできません。また、個別株まで投資の手を広げるなら資産全体の割合を考えることも重要です。
私は現在投資用口座に現金と株式など合わせて2000万ほどで運用してます。ざっくりですが内訳は
・日本個別株500万
・米国株(インデックス)250万
・投信(全世界)150万
・外国債券100万
・投資用現金 1000万
という感じです。昨年現金比率を上げたり株価低迷したとはいえネットで株をやる人の中では全体額は少なく現金比率が多いと思います。ただ、この口座の資金は不動産以外の自分の資産全体の1/3の割合を守ってます。
子供もいて年齢が50歳と高いこともありますが、おかげで色々な失敗をしても全体資産には大きな影響なく投資を継続できてます。「失敗できる環境づくり」も大切に投資経験を積んでくださいね。

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