見出し画像

【若手サラリーマン・投資初心者向け】投資継続のためのアクションプラン4つ(バブル崩壊に立ち向かう方法)

今回の記事について

投資を継続するには、当然お金が必要ですが、どういったことを心がければ良いと思いますか。ただ長期積み立ててればよいという事ではありません。
バブルで大きな値崩れをした後に、長期投資ならその後値上がりするから・・・。って本当ですか? あなたが現金が必要なときに値上がりしている保証などありませんよ。ただし、時間を分散するのは一つのリスクヘッジにはなりますけど。
現実的には、経済指標を常に確認しながら、金融政策をベースに色々な商品を確認するのは素人には難しいと思います。そこで、最低限初心者でも身に着けておいてほしい考え方をFP資格を持つ私から提案させて頂きます。
最後までご覧いただいて、あなたの資産防衛の一助になれば幸いです。

画像1

投資継続のためのアクションプラン

投資継続のためには何より、「資金」が必要です。資金が枯渇したら投資継続できませんので。今回は働いて稼ぐという考え方は除外して、投資資産をどう扱えば投資が継続できるかを説明します。

①利益を確定しリスク資産を縮小しよう
利益が出ているものを部分的に利益確定しておくことでリスク資産を縮小しておきます。2021/1時点では株価は30年ぶりの高値となっていて、含み益を持つ株価も多いと思います。
しかし、含み益はあくまで「現実の利益ではない」ことを理解しておくことが重要です。下がり始めてから売るのでは、遅い。別途記載するがそれはろうばい売りといって、初心者が一番損するパターンだ。

②投資信託の純資産を確認しておこう
投資信託を積み立て投資している人も多いと思うが、「純資産」が少なくなっていると値幅が急に大きくなるので、数か月に一度でもよいので確認しておこう。怪しいと思ったら一部でも売却するか、別の資産と変更しておくことが重要。それは、該当の投資信託と相関関係が低い商品を選ぶことになるので、リスクをコントロールすることが重要です。次の項目に詳細は記載します。

画像3

③複数の商品を組み合わせてリスクをコントロールしよう
積み立て投資で「インデックス投資」であれば色々な株式に投資されているのでリスクが低いと思っていませんか。例えばユニクロのファーストリテーリングが大幅に下がれば日経225連動のインデックスは大きく下げます。
そういう「寄与度」の大きさで必ずしも平等にリスクヘッジができているわけではないのです。
さらに「株式の投資信託」だけであれば株式がさがれば自分の資産が大きく下がります。そのリスクをコントロールするために考慮すべきなのが「相関係数」です。-1から1までの数字で相関関係を表してます。
以下に例を記載します。

・外国株式―国内株式 相関係数0.79 正の相関関係
+1に近い相関関係なので、「殆ど同じように値動きする」ことを示します。

・外国株式―国内債券 相関係数-0.33 負の相関関係
マイナスの相関関係なので、「株式とは逆の動きをする」ことを示します。
※年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) が、2018年度末のポートフォリオ検証するにあたり使用した相関係数

つまり、外国でも日本でも株価が上がれば債権は下がるし、株価が下がれば債権はあがるということなので、それらを組み合わせて持っておくことでリスクをコントロールすることになります。債券以外にも金などの実物資産も一般的には株のリスクヘッジに使われます。

④ろうばい売りをしないようにしよう
下げたときにパニック状態となり、慌てて資産売却するのは、資産をトイレに投げ捨てるようなものです。せっかく時間をかけて積み立ててたものをまとめて売却してしまっては、時間分散によりリスクヘッジをした意味がありません。
ただし、何らかのルールに従って売るのは「計画通り」ですので、構いません。一般的に「損切ルール」と呼ばれるもので20%下げたら半分売るとか最初にそれを設定しておくと売るときに迷いが生じません。
売るときも買う時と同じように計画的に売却をすることをお勧めします。

画像2

まとめ

今回は、バブル対策として投資を継続する際のアクションプランを4つ紹介しました。他にもいろいろな手法があると思いますが、まずは初心者として最低限覚えておくべき手法だと思っています。
投資経験が少ないとなかなか難しいところもあると思いますが、少しずつ身に着けていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?