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電灯の無い静寂を

 今日は雨は降りそうにないので、ジオキャッシング日和とばかりに外出した。

 このゲームが面白いのは探索自体もそうだが、重いもかけない場所へ案内してくれることだ。

 窓からの見慣れた景色、電車の窓から車の窓から。その窓から見るだけだった景色の中に立っている。
 幼い頃はその窓から見える景色の裏側は、その景色の見せかけを維持するための機構があると妄想していた。そしてその妄想を失った今頃、窓から見える景色の中を歩き回り、見慣れぬ風景に高揚している。

 線路の裏側、高架の正体。世界は美しい、もっともっと錆と蔦で覆われてくれ。

 チョルノービリのような静寂の中、猫が自由に歩くだろう。


今日の英語:Skeleton

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