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失敗しない物件購入+リノベーション③

・物件探し前半戦 〜気になる物件、見つけた!〜

・忘れてはいけない内覧のポイント「一般論にはご用心」
・リノベーションする場合の注意10項目
・マンションの管理状況、戸建はメンテナンス状況


こんにちは。本多です。
半年続いたnote連載も無事に夏を迎えることができました。
読んでいただきありがとうございます。

毎月の最終金曜日のいわゆる"花金"に投稿しているわけですが、わたくし本多は
月の半ばからそわそわし、
20日頃から目が泳ぎ、
25日頃から冷や汗をかきながら、も現実逃避。
夏休みの宿題を7月中に終わらせて、あとは遊びたい!と毎年願いつつも
8月の最終1週間まで手がつけられない習性は、治らないもので。汗

ですが、不動産の購入に関わる全てを面白くとらえてもらえたらと思い、ネタの組み合わせを考え、プチ情報を盛り込み、時には真面目すぎてオチがないことを嘆いたりしながら時間に余裕のある休日にポチポチと書いております。

ですので、ほんの少しでも「なるほど」と思っていただけたら、
余すことなくいいねをください。人

さて、
「失敗しない不動産購入とリノベーション③」

物件探し前半戦 〜気になる物件、見つけた!〜

私たちブルースタジオは、街を限定せずに
東京、埼玉、神奈川、千葉など
物件を探してご紹介、ご案内しております。
複数の街の候補があったり、広い範囲で探したい方にも、長くお付き合いさせていただいております。
これまで何度かお伝えしておりますが、
マンションはその構造も特徴も異なりますので、色々なタイプの物件を実際にご覧いただくこと、
そして比較ご検討いただくことが大切なプロセスと考えています。
また、案内する不動産会社の人によって
「話すこと」や「見るポイント」も異なりますので、誰と行くかも重要だったりします。
そして、気になる物件を見つけたら・・・
とにかく見てみましょう。
私たちがご案内をさせていただきます。

忘れてはいけない内覧のポイント

平面図や地図だけで判断できないことが、現地には隠れています。
また、一般論に惑わされるのではなく、
ご自身の目で、耳で、感覚で、判断することが良い物件を見つける近道です。

陽当たり:「もしも南向きがいいと思っているなら」
 →良い物件を見つけるには、選択肢を狭めないことが大切です。
 南向き神話について、なぜ南向きにこだわるのかを明確にしましょう。
 北向きの部屋は、前面の建物によっては反射光で明るいこともありますし、優しい陽の入りが支持されたりします。
 方角だけでなく室内から外を見ることが大切です。

心地よさ:「こればかりは現地で体感」
 →直感的に感じることは、意外と大切な感覚です。「良い」は客観的にも分かりやすいものですが、「なんかイヤだ」というのは、共有いただけると有り難いです。貴方の「イヤ」を想像して次に活かします。

騒音:「大通り沿いの建物も、窓の位置によってとっても静か」
 →音は個人差があるため、要確認。大通り沿いの建物だから見に行かない、というのは選択肢を狭めてしまい、勿体無いです。

眺め、周りからの視線:「広いルーフバルコニーも周りの視線次第」
 →広いバルコニーも周りの建物に囲まれている場合があります。
 仮にバルコニーがない物件でも、インナーバルコニーを作るなど住んでいて気持ちがいい、安心するかどうか。

管理状況、管理人:「掲示板と共用部を見る」
 →行き届いた清掃や樹木の剪定、掲示板の張り紙など、最近話し合われている内容や、住人のマナーも垣間見れます。

建物の雰囲気:「築浅の物件だから良いとは限らない」
 →築浅の建物でも薄暗い、死角があるなど気になる場合も。
 古いマンションも建物によって雰囲気が異なりますので、現地で見てみましょう。

住人の年代:「駐輪場を見る」
 →バルコニーの洗濯物も参考になりますが、のぞいているようでちょっと気が引けます。
駐輪場にはお子様の自転車や子供乗せ自転車等、どんな世代がお住まいなのか、とても参考になりますよ。

総戸数と修繕積立金:これは資料と睨めっこして、検討しましょう。

・街の紹介ブログ:個人が書いている街紹介と、不動産会社が書いている街紹介があるとしたら、私は個人の方が書いている内容が信憑性が高いと思います。
以前住んでいた街の紹介をしている不動産会社のブログを読みましたが、
住みづらい、治安が悪い、お勧めしないと書いてあり驚いたことがあります。
その街は治安も良く、便利で安心して暮らせる街で知られているところなのに、です。

リノベーションする場合の注意10項目

リノベーションは新築やリフォーム済み物件のように完成して、保証されているものとは大きく異なります。
購入前にできる限りの調査を実施しますが、
解体して初めて分かる事もありますので
完璧で理想通りの設計ができるとは限りません。
だからこそ、私たちの代替案を考える提案力はもちろんのこと、
お客様の柔軟性(ある意味の覚悟)楽しむ気持ちを持てる方はリノベーションによる家づくりがマッチしていると思います。
というとちょっと尻込みしてしまうかもしれませんが、家探しからの段階からリノベーションを考える楽しさを体験してもらえたら、私も嬉しいです。

そして、実際のご案内時にはこんなところを見ています。簡単に挙げると、
1、各床の段差
2、天井の高さ
3、梁下の高さ
4、エアコンの設置、スリーブ
5、水回りの配管、ルートの想像
6、ダクト位置、ルートの想像
7、給湯器の位置
8、お風呂の天井裏
9、構造壁の有無
10、電気容量
代表的な10項目を挙げましたが、これ以外にも工事費用に加算されるものがないか、水回りは移動が可能か、水回りの移動によって生じること、
床の高さと天井の高さがどうなるか、浴室を広げられるか、
ここでできる設計プラン、暮らし方と間取りのイメージなどなど…
その場で想像しながらお話しします。

マンションの場合は、管理状況
戸建ての場合は、メンテナンス状況

支払いに直結する修繕積立金や管理費、気になりますよね。
修繕積立金はどのマンションにおいても値上がりの可能性はあります。
家計に直結しますから、戸惑いもあることでしょうけども住人の皆さんが値上げを検討することは、プラスの材料と考えて良いと思います。
それだけ建物を大切に、維持、管理していくという、管理組合の皆さんの高い意識の表れですから。
その情報は管理会社や総会の議事録をチェックして得るわけですが、もし今は値上げを検討していなくても、長期修繕計画をもらい、
計画書の数字を見て、勝手ながら今後の値上げの予測をしたり、可能性を考えたりします。

戸建ての場合は、メンテナンス状況。
室内のリフォームだけでなく、外壁や屋根、バルコニーについて過去のメンテナンス状況が、購入後に必要になる工事費用に大きな影響を及ぼします。同じ築年数でも、メンテナンスの履歴があれば、建物の寿命をのばすことができますし、放置した建物は本当に傷むため、リノベーション費用が多額になります。そのバランスが戸建ての物件探しの難しさです。
詳しくはまたの機会に・・

最後に、
私たちブルースタジオでは、売りたい物件をさばくのではないため、
価格、予算、場所、管理状況、住宅ローン、資金計画、など様々な観点から、お客様にとって本当にこの物件で良いのか?
今後安心してお住まいいただけるのか?を考えます。故に、お客様にはしっかりご納得いただいた上で、いざこの物件に決めた!という状況になる訳ですが、そうそうあることでもありませんので、貴重な瞬間だと思っており、大きな緊張感があります。
なぜ緊張感があるのか、、それは
次回
物件探し後半戦 〜この物件、気に入った!〜
買うと決めたらどうするの。
みんな驚くスピード感。
にてお届けいたします。本多でした。


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