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人をを動かすプレゼンスキル

ブルーツ・リーです。

仕事でプレゼンすることになったけど、
『人前で話すことが苦手』『もっとプレゼンが上手くなりたい』と悩んでいませんか?

この記事で紹介する「聴き手を重視するプレゼン」を実践すると、
誰でも簡単に魅力的なプレゼンができてしまいます。

なぜなら、プレゼンのゴールは、「聴き手に望む行動をとってもらうこと」だからです。

聴き手を重視したプレゼンをすれば、相手は望む通りに動いてくれます。

この記事では、そんなプレゼンスキルを身につけるため、グロービス経営大学院教員が教える「プレゼンスキルの3つの意義」と「プレゼン準備の基本ステップ」を紹介します。

記事を読んだあとは、プレゼンで悩むことは一切なく、人をを動かす魅力的なプレゼンができるでしょう。

① プレゼンの目的を押さえる

いきなり資料の作成に入るのではなく、
まずはプレゼンの目的を押さえることが大事です。

そのためには、以下の2点を重視していきます。

1. プレゼンの状況設定を確認し理解する 
2. 聴き手を最終的に望ましい状態まで導くために、どんな段階があるかを分解する

1.  プレゼンの状況設定を確認し理解する

については、「5W1H」を使って考えてみましょう。

What(何を):プレゼンのテーマは何か?
Why(なぜ):どういう経緯で、今回のテーマ・条件で話すことになったのか?
How(どのように):プレゼンを行う形式はどんなものか?
Whom(誰に):プレゼンの聴き手は誰か。特に重要な聴き手は?
When、Where(いつ、どこで):プレゼンを行う日時、場所

こうしてざっくりプレゼンの全体感を把握します。

2. 聴き手を最終的に望ましい状態まで導くために、どんな段階があるかを分解する

聴き手が、プレゼンの最終目的にたどりくために、
認識や感情を分解していきます。

例えば、プレゼンの目的が「サービスを購入してもらう」ことだとします。

その場合、1回のプレゼンでその目的に到達するにはハードルが高いかもしれません。

そのサービスを購入してもらうまでには、
理解、興味、好感、納得といったステップが必要になります。

相手がサービスに対して全く情報がない場合、
まずは「理解してもらい、興味をもってもらうこと」に目的をフォーカスしてプレゼンしましょう。

② 聴き手を理解する

プレゼンでもっとも大事なのは聴き手を理解すること。

なぜなら、プレゼンの目的は、聴き手に望ましい行動をとってもらうことだからです。

その目的に照らして、最重要の聴き手が誰かを絞り込むことが第一です。

例えば、サービスを購入してもらうことが目的であれば、
購入の意思決定者が最重要の聴き手になります。

そして、その聴き手がどのような情報を持っているか、どういう情報を嫌うか、どんなことに興味関心があるのか、自分との関係性など、
具体的に聴き手を理解して、深く洞察することが鉄則です。

③ 聴き手の導き方を決める 

聴き手を理解したら、次に「何を伝えるか」「どのように伝えるか」を考えます。

具体的には以下のステップで考えていきましょう。

「何を伝えるか」

Step1:聴き手が疑問に持ちそうな点を洗い出す
Step2:優先順位をつけ、どの点に触れるか絞り込む
Step3: 絞り込んだ疑問点に対し、答え(メッセージ)を考える
Step4:それぞれのメッセージについて、根拠や理由付けを考える

メッセージを出すときの留意点
・聴き手の視点に立って、疑問にストレートに答えているか? 
・分かりやすく誤解のない表現になっているか?
・聴き手の理解を超える説明はしていないか?(専門用語を使うなど)


「どのように伝えるか」


① 聴き手が知りたいことにできるだけ早く到達する
② 聴き手の関心が高いことになるべく時間を割く

そして、「プレゼンが終わったあと、相手をどういう状態にしたいか」を具体的にイメージします。

「資料作成」「立居振る舞い」「話し方」のポイント

資料作成のポイント

① 1スライド1メッセージ
②  瞬間的にわかりやすいつくりになってるか
(行間、文字の大きさ、色などの強調)
③ タイトルではなくメッセージを
(伝えたいことがメッセージになっているか。目に飛び込んでくるところに示されているか)

立ち居振る舞いのポイント

・アイコンタクト
・姿勢
・動作

話し方のポイント

・ひげことばを無くす(えー、あのー、など)
・語尾まではっきり話す
・「間」を効果的につかう

これらを自然につかうには「自信をもつこと」。
自身をもつためには、準備・リハ―サルを繰り返すことです。

さいごに

いかかでしたでしょうか。 

まとめると、

・プレゼンのゴールは「聴き手に望む行動をとってもらう」こと

・そのためには「相手を重視したプレゼンスキル」を身につけること

・「プレゼンスキルの3つの意義」と「プレゼン準備の基本ステップ」を把握すること

・プレゼンスキルの3つの意義
① プレゼンの目的を押さえる
└ プレゼンの状況設定を確認し理解する
└ 聴き手を最終的に望ましい状態まで導くために、どんな段階があるかを分解す

② 聴き手を理解する
└ 最重要の聴き手が誰かを絞り込む
└ 具体的に聴き手を理解して深く洞察する

③ 聴き手の導き方を決める
└ 「何を伝えるか」
Step1:聴き手が疑問に持ちそうな点を洗い出す
Step2:優先順位をつけ、どの点に触れるか絞り込む
Step3: 絞り込んだ疑問点に対し、答え(メッセージ)を考える
Step4:それぞれのメッセージについて、根拠や理由付けを考える
└ メッセージを出すときの留意点
・聴き手の視点に立って、疑問にストレートに答えているか? 
・分かりやすく誤解のない表現になっているか?
・聴き手の理解を超える説明はしていないか?(専門用語を使うなど)
└ 「どのように伝えるか」
① 聴き手が知りたいことにできるだけ早く到達する
② 聴き手の関心が高いことになるべく時間を割く

・資料作成のポイント 
└  1スライド1メッセージ
└   瞬間的にわかりやすいつくりになってるか
   (行間、文字の大きさ、色などの強調)
└  タイトルではなくメッセージを
 (伝えたいことがメッセージになっているか。目に飛び込んでくるところに示されているか)

・立ち居振る舞いのポイント
└ アイコンタクト
└ 姿勢
└ 動作

・話し方のポイント
└ ひげことばを無くす(えー、あのー、など)
└ 語尾まではっきり話す
└「間」を効果的につかう

これらを実践することで、相手を動かす魅力的なプレゼンができるようになります。

さらにプレゼンの技術を強化したい人は、
著書「プレゼンの技術」を手にとってみてください!


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