ギターアンプを舐めんなよ2

初心者の人ほどアンプはこだわるべき

どうしてもエレキギターを買うとなるとアンプは軽視されることが多いです。それなりにやってて演奏も安定しているならまだしも、まだ初心者でこれから、なんて人は特にアンプはこだわるべきです。
今回は、私が声を大にしていいたい「ギターも大事だけどアンプはもっと大事!」って話を深掘りしたいと思います。

バンドやりたての人がぶつかる「壁」

バンドやりたての人が、スタジオで練習したり、実際本番デビューした際に、各所で聞く話はだいたい決まっていて、
「本番で緊張したのかなんかヘッタクソだったんだよな(自分が)」
で落ち込んでる話。

それで練習に力を入れるのは決して悪いことじゃないんですが、何が原因だったのかが分からず練習だけやってると方向性が違ってて結局解決になってない、悪い癖がついてるなんて可能性も否定はできないと思います。

その「壁」の原因、ピッキングかもよ?

前にも書いたのでくどい話になるかもしれませんが、実はそのギターがヘッタクソに聞こえる要因として、「ピッキングが不安定(に聞こえる)」というのがあります。ピッキングが不安定だと、音が変なところで揺れてしまうので、やってる本人からしたら思いもよらぬ音ですから、ヘッタクソにどうしても聞こえてしまいがち。

でも、トランジスタ系、モデリング系含めたソリッドステート系のアンプだと、実はその揺れが出にくく、真空管アンプのほうがピッキングにはシビアです。
つまり、家でやってるアンプがソリッドステート、スタジオやライブ現場が真空管だと、練習によっては見事に悪い癖がでてしまってヘッタクソに聞こえてしまう。。。ということになってしまう可能性があるのです。

そういう事を成毛滋氏は教えた経験で気づいたと言っていますね。
「ヘッタクソ」な原因をしっかり特定して、更に上達するためにも、ヘッタクソの可能性を徹底的に潰して、原因を単純化しておくべきだと思います。

何故私が「真空管アンプ」を(それに固執して)すすめるのか

私が真空管アンプを最初に買う事を勧めてるのはそれが大きな理由です。
最初の練習する段階で悪い癖をつけなければ、ピッキングは安定し、そんなにヘッタクソ感はでないと思います。
演奏が初心者臭いなぁ的なところは素直に練習&場数で解決されると思いますので、解決はそんなに(練習時間の確保以外は)難しい話ではないはずですし・・・

実際私もいくつかアンプは買ってますが、今練習でメインでつかっているのはHughs & KettnerのTube meister 5です。
(最近はちょっと色々忙しくてなかなか練習もできてませんが・・・)
これは5Wのフルチューブアンプ。
我が家は一軒家に一人暮らし(かつ隣近所ともそれなりに距離がある)ので多少のことではうるさがられませんのでヘッドホンなしでも良いんですが、一般の人だとなかなかそれは難しいので、ぜひ前述のリンクの記事を見ていただけるとありがたいです。

余談:ピッキングを修正するもう一つのアイテム

実は、私自身ピッキングの悪い癖をつけないために、もう一つアイテムを使っています。
それがこれ。

これ本来ベース用らしいんですが、初心者のピッキング練習にも使えるそうで、早速買ってみて試してます。
(実際他の人も、フォークギターやエレキギターに使ってたりします)
ちょっと通常のピックに比べて高いのですが、練習用アイテムとしては良いですね。角度が固定できる分癖でこねることがなくなるので、安定させる癖付けにはいいと思います。
私も、最初苦労してましたが、これ使ったらめちゃくちゃピッキングが安定して驚きました。

これで安定してきたら、アンプもピックも好きなもの、気に入ったものを使えばいいとおもいます。

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